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乳アレルギーの原因や症状から対処法、食べられない食品まとめ -【イート】

アレルギー
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乳アレルギー

現在、日本のほとんどの学生が給食時に牛乳を

飲んでいるのではないでしょうか。

しかしそんな牛乳や乳製品は、

食物アレルギーの中で

最も多く発症すると言われる

三大アレルゲンの一つです。

アレルギー反応が起きてしまうと、

敬遠しがちになるため、

カルシウム不足になってしまいます。

今回はそんな身体の成長に深く関わりのある

乳アレルギーの原因や症状から対処法、

食べれない食品をご紹介していきます。

乳アレルギーとは?

乳アレルギーとは

三大アレルゲン「乳・卵・小麦」に含まれ

食物アレルギーの中でも

2番目に発症しやすいです。

乳製品や牛乳を使った料理、

お菓子を食べたり、触れることによって

皮膚に蕁麻疹ができたり

咳が止まらない、下痢や呼吸困難など

アレルギー症状のことです。

乳アレルギー

乳アレルギーは0歳児をピーク

乳児期や幼児期に多く発症しますが、

成長と共に治っていく子がほとんどです。

さらに牛乳アレルギーは

特定原材料7品目に含まれ

法律で表示することが義務付けられています。

しかし

・水牛の乳

・山羊乳

・めん羊乳

などは表示対象外になっており

重度の牛乳アレルギーの方は

命に係わるので、よく確認してから

購入してください。

乳アレルギーの原因・原因物質

乳アレルギー原因

乳アレルギーの原因はタンパク質です。

その中でも主なアレルゲンとして

カゼインβ-ラクトグロブリンがあります。

どちらも同じ牛乳たんぱく質なのですが、

特徴が異なるので、詳しく見ていきましょう。

乳アレルギー原因・原因物質:カゼイン

カゼイン

カゼインは牛乳に含まれるたんぱく質であり、

約80%を占めています

そのため乳アレルギーのほとんどが

このカゼインが原因と言っていいでしょう。

消化するのに時間がかかるため、

腸の成長が未発達である

乳幼児はより吸収ができないので

アレルギーが発症しやすいと言われます。

さらに、加熱発酵させても

変わらない特徴があります。

そのため、加工食品である

ヨーグルトやチーズもアレルギー反応が出ます。

またカゼインは食品添加物にも使用されることがあり、

・少量で高い粘りやとろみをつける増粘剤
・栄養価向上を目的とした栄養強化剤
・形状を保ったり食感を良くする結着剤
・筋力アップのプロテイン

などが様々です。

しかしカゼイン自体も

身体にいい効果・効能がある栄養素です。

・血圧の上昇が抑制し血圧を下げることが効果があるため、
  高血圧予防に繋がります。

・蠕動運動が抑制するため、腸での滞在時間が長くなり、
  栄養素をしっかりと吸収できるようなります。

カルシウムの吸収を助ける作用がある。

乳アレルギー原因・原因物質:β-ラクトグロブリン

β- lactoglobulin

β-ラクトグロブリンも

牛乳タンパク質の約10%を占めています

β-ラクトグロブリンも

代表的なアレルゲンですが、

カゼインと違い加熱することで

構造が変化するため、

抗原性が低下すると言われます。

そのため、スーパーある牛乳などは

既に加熱殺菌されておりますが、

調理するときに加熱することで

さらに抗原性は5分の1以下になります。

さらにβ-ラクトグロブリンは

大腸がんを予防鎮痛・鎮静作用があり、

ストレスにも効果があるほかに、

睡眠不足の人にはうれしい

睡眠誘発作用」もあると言われます。

そのため、寝る前に牛乳を飲むと

ぐっすり眠れるのは

β-ラクトグロブリンのおかげなのです。

乳アレルギーの症状

乳アレルギー

乳アレルギーの主な症状は

・消化器(下痢、嘔吐)
・皮膚(蕁麻疹、発疹)
・呼吸器(喘息、鼻炎)
・全身(アナフィラキシー)

などがあります。

食物アレルギーに

よく見られる症状と似ていますが、

消化器系にアレルギー反応が

多い特徴があります。

詳しく見ていきましょう。

乳アレルギー症状:消化器系(下痢、血便)

お腹痛い

乳アレルギーでよくみられるのが

下痢血便消化器系のアレルギーです。

それ以外にも

・便秘

・嘔吐

・胃の痛み

・屁が出る

など普段の風邪と言われる症状に近いため、

中々乳アレルギーだと

気づきにくい特徴があります。

特に乳幼児など自分の意思を

うまく伝えられないので、

「泣きわめく」などでSOSが

出るかもしれないので、

自己判断ではなく必ず医師のに相談してください。

下痢はよくアレルギーとは

関係ない乳糖不耐症と間違えられるので

注意が必要です。

詳しい内容は

食物アレルギー原因や種類、症状から対処法まとめ

ごらんください。

乳アレルギー症状:皮膚(蕁麻疹、発疹)

蕁麻疹

乳製品を食べた直後に

肌に赤いぶつぶつができたり、

かゆみが出る蕁麻疹や

発疹が現れることもあります。

主に即時型アレルギーに分類されます。

乳幼児は自分で掻くことが難しいため、

体を何度も動かして

ムズムズしてないかよく見てあげてください。

症状がひどくなると

アトピー性皮膚炎になったりもします。

乳アレルギー症状:呼吸器(喘息、鼻炎)

鼻炎

乳アレルギーで

死んでしまうかもしれないのが、

この喘息鼻炎による呼吸困難です。

食後、アレルギー反応が出た時に、

喉が張れ呼吸ができなくなることが

あるからです。

こちらは乳児だけでなく

大人の方にも十分あらわれる症状

喘鳴によりぜーぜーしたり、

鼻が詰まるなど呼吸器系に

症状がみられる方は特に注意が必要です。

乳アレルギー症状:全身(アナフィラキシー)

アナフィラキシー

アナフィラキシーとは身体、全身に

様々なアレルギー反応が

同時に起こることです。

乳アレルギーではあまり聞きなれませんが、

主に重篤な方に発症します。

アナフィラキシーの中でも

血圧が急激に下がり、

意識を失うなどの症状を

アナフィラキシーショックと呼ばれます。

早めに治療しないと命の危険が伴う

恐ろしいショック症状となりますので

すぐに救急車を呼んでください。

乳アレルギーの対処法

手洗い

ここでは乳アレルギーの

対処法や注意したいこと、

食べられない食品などをご紹介していきます。

牛乳などの液体の場合

赤ちゃんや周りの人がうっかり溢したり、

片付けるときに飛び散ってしまったとき

テーブルに残っていたのを

間違えて触ってしまう

様々なケースが考えられます。

そのため乳アレルギーの方が近くにいるときは

なるべく乳製品を近くに置かないように

気を使ってあげましょう。

乳アレルギー対処法:軽度の場合

うがい

乳アレルギーの反応が出たときは

乳製品が口の中に残っていれば

取りだして後に口を水で漱いでください。

この時に無理して飲み込んだものは

吐かせなくていいです。

触れてしまった場合もよく洗い、

赤く腫れたときは良く冷やしてください。

気分が良くなるまで呼吸をしやすいように

横になってリラックスできる

姿勢になりましょう。

落ち着いたら念の為病院にいきましょう。

乳アレルギー対処法:食べられないもの

ドクターストップ

乳アレルギー症状が出るかもしれない

食べてはいけないものをご紹介します。

・バター
・ヨーグルト
・粉ミルク

下記に詳しく

まとめましたので、参考にしてください。

乳アレルギー食べられないもの:バター

バター

バターは油脂の一種なので

乳成分は含まれていないと

思う方もいるかもしれません。

実はバターは生クリームから作られています。

生クリームを密閉容器に入れて振り続けると、

脂肪成分が集まってバターができるのです。

そのため、乳アレルギーの方は

そのまま生クリームを

食べているようなものですので、

注意しましょう。

また、マーガリンにも、

バターのような風味を出すために、

粉ミルクなどの乳成分が

含まれていることが多いです。

原材料名をよく確認してから購入しましょう。

乳アレルギー食べられないもの:ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトは乳製品としても

よく知られていますね。

ヨーグルトは、

乳酸菌を牛乳に加えて作る発酵食品です。

牛乳が発酵しているからといって、

アレルギーの原因となる「カゼイン」が

なくなっているわけではありません。

そのため乳アレルギーの方は

避けたい食品です。

柔らかく食べやすいことから、

離乳食でも食べられることが多いですが、

アレルギーの心配もあるので

初めて食べるときは

必ずひとさじから始めましょう。

乳アレルギー食べられないもの:粉ミルク

粉ミルク

赤ちゃんが飲む粉ミルク。

母乳とともに栄養源となる、

赤ちゃんにとっての大事な食事です。

粉ミルクを飲んだあとに、

下痢蕁麻疹呼吸困難など、

アレルギー症状が出た場合は、

焦らず、すぐに医師にかかりましょう。

アレルギー対応ミルクは

様々な会社から出ていて迷ってしまいますが、

商品によって、成分が異なります。

乳だけのアレルギーでなく、

卵など他にもアレルギーがある場合、

そのアレルゲンである成分も

含まれていないものを

選ばなければなりません。

ミルクの種類も医師に相談してみましょう。

乳アレルギー食べられないもの:乳糖

乳糖

乳糖は乳製品から作られた糖分のことで、

ラクトースとも呼ばれます。

基本的に、牛乳・乳アレルギーの

アレルゲンは、

カゼインβラクトグロブリンなどの

タンパク質です。

糖は、アレルゲンではありません。

しかし、乳糖の製造過程では

たんぱく質を除去しますが、

わずかに混入してしまいます。

乳タンパク質の含有量は乳糖1gあたり

数マイクログラム程度と極微量ですが、

稀に乳糖でも症状が出る人がいます。

そのため乳製品の扱いとなり、

原材料名に「乳糖」という記載があれば、

牛乳・乳が使われていることを意味します。

あまり聞きなれない言葉ではありますが、

牛乳・乳アレルギーの方は

避けた方がいいでしょう。

乳アレルギー対処法:エピペン

エピペン

乳アレルギーでエピペンを使用するほど

重篤な方は少ないですが、

最終手段としてエピペンは

必要になってきます。

エピペンとは、アドレナリン自己注射薬のことです。

アレルゲンにより

アナフィラキシーショックになり

下がった血圧を高くする働き

(アドレナリン)があります。

医師だけでなく、自分もしくは保護者が

注射できるよう処方されるものです。

乳アレルギー代替食

献立を考える管理栄養士

ここでは乳アレルギーの方でも食べれる

代替食をご紹介します。

乳製品や牛乳を食べれなくなると、

カルシウム不足を心配される方がいますが、

ちょっと工夫すれば、

十分に摂取することができますし、

他の食材でも補うことができます!

乳アレルギー代替食:豆乳

豆乳

牛乳の代わりに豆乳を使うのは有名ですよね。

豆乳は乳という漢字が使われていますが、

大豆から作られているので心配ありません。

牛乳と比較して、たんぱく質は劣りませんが、

カルシウムが少ないです。

その分は小魚や小松菜など

カルシウムを多く含む食品で補うのがいいでしょう。

カルシウムに関して詳しく知りたい方は

カルシウムの多く含む食べ物・食品と効果効能をご覧ください。

また最近はカルシウムが

強化された豆乳も販売されています。

豆乳は飲むだけでなく、

料理でも牛乳の代わりに使用できます。

シチューつなぎ寒天などに

活用できるのでおすすめです。

無調整豆乳と調整豆乳がありますが、

無調整豆乳とは名の通りそのままの豆乳で、

にがりがあれば豆腐も作れます。

無調整豆乳も飲料としても問題ありません。

調製豆乳とは、無調整豆乳に

砂糖などを加えて飲みやすくしたものです。

そのため調製豆乳は飲みすぎると

糖分の摂りすぎにもなるので、

量には気をつけましょう。

乳アレルギー代替食:豆乳で作られた製品

豆乳料理

牛乳・乳アレルギーの方も、

見た目や栄養価が劣らないようにと

豆乳で作られた製品が様々出てきています。

豆乳でできた

ヨーグルト生クリームなどがあります。

ヨーグルトはプレーンのものだけでなく、

フルーツ味などのものも出てきており、

豆乳独特の味もおいしくいただけます。

ケーキなど作るときは、

豆乳でできた生クリームを使えば、

みんなで同じものを食べられます。

最近はスーパーなどでも

見かけるようになったので、

探してみてはいかがでしょう。

乳アレルギー代替食:サラダ油、オリーブオイル

オリーブオイル

バターや、乳成分の含まれている

マーガリンの代わりには、

同じ油脂類であるサラダ油

リーブオイルを使うのがいいでしょう。

また、マーガリンにも乳成分が

使われていないものもあるので、

原材料を確かめてみましょう。

ルウも、バターでなくサラダ油でも

作ることができます。

牛乳・乳アレルギーの方も、

サラダ油と小麦粉でルウを作り、

豆乳で伸ばしていけば

クリームシチューを作ることができます。

料理に使うのはもちろん、

ケーキなどお菓子でも活用できます。

バターが使えないとしても、

サラダ油などを使ってケーキを作れば、

ただバターを抜いたものよりも

しっとりとしたケーキができます。

サンドイッチなど、食パンに塗る場合は、

マヨネーズなども使えるでしょう

まとめ

今回は

乳アレルギーの原因や症状から対処法、

食べられない食品ご紹介しました。

乳アレルギーで伝えたかったことは以下の4点です。

・乳アネルギー原因はカゼイン・β-ラクトグロブリンです。

・下痢の症状はアレルギーと関係ない乳糖不耐症かもしれません。

・バター、チーズ、赤ちゃんの粉ミルクには要注意!

・カルシウムは乳製品以外にも十分補えるので大丈夫です。

など多く挙げられます。

最近ではうどんやそばを扱っている

チェーン店が増えてきています。

食べるだけでなく、呼吸からも

アレルゲンを取り込んでしまうので、

お店の近くを通る際は気をつけてくださいね。

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ライター紹介 ライター一覧

早百合

早百合

東京家政大学の家政学部栄養学科管理栄養士専攻を卒業し、国家資格である管理栄養士の免許を取得。卒業後は老人ホームで利用者一人一人に合わせた献立の作成や調理に携わる。現在は、生活習慣病を予防するサプリの開発に力を注ぎ食生活の改善を呼びかけている。

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