しそ(紫蘇)の3つの効果効能と栄養素・栄養成分

しそ(紫蘇)の栄養素と
効果効能についてまとめてみました。
しそはよくお刺身のツマで見かけますが、
飾りだと思い、食べる機会が少なく
ドレッシングで使うくらいでした。
さて、今回はそんな食卓の主役になることの少ない
しそについてご紹介したいと思います。
正直、すごい栄養素だったのでどうぞ。
Contents
しそ(紫蘇)とは?
しそ(紫蘇)はしそ科の植物です。
主に一般的には赤紫蘇と青紫蘇ことを言います。
青紫蘇は、大葉と呼ばれることもあり
刺身のつまや天ぷら、薬味などで使用されます。
現在では1年中食べることができますが、
おいしい旬の時期は6~9月の初夏から盛夏ごろです
しそ(紫蘇)の種類:赤じそ
一般的にしそ(紫蘇)と呼ばれているのは
意外にも赤紫蘇のことを言い、
青じその方が変種です。
私自身も正直逆だと思っておりました。
赤じそが赤いのは酸と反応する
シソニンと呼ばれている
アントシアニン色素が含まれているからです。
この性質を利用して梅干しや紅しょうが、
シバ漬けなどを色付することができています。
しそ(紫蘇)の種類:青じそ「大葉」
青じそは大葉とも呼ばれています。
青じそには独特の香りがあり
日本を代表するハーブと言えます。
この香り成分には防腐や
殺菌作用の効能があり
刺身のツマをはじめ、
様々な料理や薬味として使用されます。
ちなみにエゴマの葉は大葉とよく似ていて
シソはエゴマの変種と言われています。
しそ(紫蘇)カロリーと1日の摂取量
しそ(紫蘇)は100gあたり37kcal、
10枚(10g)だと4kcalと低カロリーです。
しそは1日に2〜3枚が適量だと推奨されています。
しそにはリアアルデヒドという
栄養素が含まれたんぱく質を分解し
防菌性を持つ効能があります。
しかし、体内でペリアアルデヒドが
増加しすぎると、
悪い菌やウイルスだけでなく、
体内のたんぱく質にまで破壊する危険があります。
そのため摂取量には気を付けなければなりません。
しそ(紫蘇)栄養素・栄養成分
しそ(紫蘇)の特徴や
摂取量が分かったところで
具体的な栄養素を見ていきましょう。
しそ(紫蘇)の栄養素・栄養成分:βカロテン
しそ(紫蘇)にはβカロテンが
豊富に含まれています。
その量は100g中に11000μgあり
モロヘイヤのの10000μgを超えて
野菜ではトップクラスに多い栄養素であり、
春菊やほうれん草の約2倍以上となっています。
βカロテンには体内に増えすぎた
活性酸素を抑制し動脈硬化や心筋梗塞などの
生活習慣病などの予防効果や
皮膚や粘膜の細胞を正常に保ちます。
さらに免疫力を高め、
がん予防効果にも期待されています。
野菜を摂るのが難しい人は、
≪ビタミンA-サプリメント≫ 飲んでみたオススメを紹介します!
の記事を参考にしてみてください。
しそ(紫蘇)の栄養素・栄養成分:カルシウム
しそは100g中に230mgのカルシウムが含まれており、
植物由来のものでもカルシウムがとても多く含まれます。
こちらも野菜類の中でトップクラスの栄養素であります。
しかし、10枚(10g)を食べたとしても
1日のカルシウムの摂取量の2%ほどしか
摂取することができません。
そのため、乳製品やお魚を骨ごと食べることで
足りない分のカルシウムを補うことが大切です。
しそ(紫蘇)の栄養素・栄養成分:ビタミンK
ビタミンKは男女ともに、1日に150μgが推奨されています。
しそ(紫蘇)には100gあたり
690μgのビタミンKが含まれています。
10枚(10g)でも約69μgものビタミンKが
摂取することができ、
βカロテンやカルシウム同様に、
食品の中でもトップクラスに多い栄養素です。
他に骨からのカルシウム流出を防ぎ、
骨にカルシウムが沈着する効能があります。
そのためビタミンKとカルシウムの
相性はとてもいいので、
まとめて多く摂取できるしそはお勧めです。
しそ(紫蘇)の効果・効能
しそ(紫蘇)にはたくさんの効果効能があり
身体にいい働きばかりなのでご紹介していきます。
しそ(紫蘇)でアレルギー症状を軽減する効果!!
しそ(紫蘇)の種子に含まれるα-リノレン酸と
ルテオリンは、花粉症やアトピー性皮膚炎などの
アレルギー反応を抑制する効能がみられ、
症状を軽減する効果があります。
それはα-リノレン酸が体内で体質を改善する働きを持つ
EPA(エイコサペンタエン酸)に変化するためです。
さらにしそに含まれるロズマリン酸にも
アレルギー症状を和らげる効果がある言われています。
ちなみにそのロズマリン酸は
青じそより赤じそに多く含まれています。
しそ(紫蘇)は食欲をアップさせる効果もあります!
しそ(紫蘇)の匂い成分であるペリルアルデヒドは、
嗅覚の神経を刺激することで、
胃液の分泌を促進し食欲が増進する効果があります。
さらに制菌や防腐作用があるため、
食中毒を予防効果があるため、
昔からお刺身などに
しそを付け合わせたりしています。
しそ(紫蘇)で目の健康を維持しましょう!
しそ(紫蘇)にはβ-カロテンを多く含み、
体内で必要になればビタミンAに変換します。
そのβカロテンは目の網膜には
光を感じるロドプシンと呼ばれる
たんぱく質を生成するのに大切な栄養素です。
そのため暗いところで見れなくなる
夜盲症などの予防効果が見られます。
しそ(紫蘇)の雑学(オモシロ話)
ここではしそ(紫蘇)豆知識や
ためになる情報を届けていけたらと思います。
しそ(紫蘇)の選び方
新鮮なしそ(紫蘇)の選び方は
・色が鮮やかで葉がみずみずしい。
・葉先まで張りがあり変色してないもの。
・香りの良いもの。
・葉が大き過ぎるものはあまり良くありません。
などが挙げられるので、確認してみてください。
まとめ
今回は多くの栄養素が
トップクラスのしそ(紫蘇)をご紹介させていただきました。
お伝えしたかったことは以下の通りです。
・しそに含まれる栄養素βカロテン、カルシウム、ビタミンKが野菜の中でどれもトップクラスです。
・アレルギー症状を軽減する効果
・食欲をアップさせる効果
・目の健康を維持できます。
などがあります。
しそ(紫蘇)には様々な栄養素が
たくさん入っていることがわかりました。
あの香りが苦手な方もいらっしゃると思いますが、
少しでも食べてみてはいかがでしょうか。