人参(ニンジン)の4の効果効能と栄養素・栄養成分

小学生の給食時におかずの人参だけ残す人がいて、
先生に「栄養があるから食べなさい。」と
怒られて、昼休みまで食べている生徒がいました。
人参(にんじん)は先生が言ってた通り栄養がどのくらいあって、
人参にはどのようは栄養や効果効能あるのか調べてみました。
Contents
人参(ニンジン)とは?
人参(にんじん)はセリ科の野菜です。
年間を通して 出回っていますが、
秋から冬にかけて旬になります。
緑黄色野菜の中でも栄養素をたくさん含んでおり、
王様と言われるほどです。
その栄養成分は身体に良いだけではなくて、
カロリーも低く、アンチエイジング効果などの
美容効果にも注目されています。
にんじんに含まれる栄養成分と
効果効能について解説していきます。
人参(ニンジン)の1日の摂取カロリーとアンチエイジング
1日の野菜の摂取量は350gといわれていますが、
その内1/3以上は緑黄色野菜で
摂ることが推奨されています。
人参1本の重さは約150~200g(54kcal)ですが、
野菜にはそれぞれ含まれる栄養素が異なるので、
様々な緑黄色野菜
(ホウレン草、小松菜、ニラ、ピーマン)
などを摂取するようにしましょう。
人参(ニンジン)を食べてアンチエイジング!?
人参がアンチエイジングに効果があることは
ご存知でしたか?
まず、アンチエイジングとは
身体の機能的な衰えや老化の促進を
出来る限り小さくすることを示します。
これは、人参に含まれるβカロテンが
豊富な野菜だからです。
そのβカロテンの働きによって
活性酸素の抑制や除去に役立ち、
強力な抗酸化作用が発揮され、
アンチエイジング効果があります。
また、現代病などと呼ばれる、
生活習慣病や動脈硬化などの予防、
さらにがん予防などの効能が期待されています。
人参(ニンジン)栄養素・栄養成分
栄養面では、特にビタミン類であるビタミンAの
含有量が目立ち、野菜の中でもトップクラスとなります。
その具体的な必要摂取量を他の食品と比較してみました。
人参(ニンジン)の栄養素・栄養成分:βカロテン
人参1本(150~200g)に含まれるβカロテンの量は、
約16000μg以上です。
これは同じくβカロテンが多いと言われる食品の
「ほうれんそう」と「西洋かぼちゃ」の約3倍あり、
「キャベツにいたっては約100倍」あります。
人参の代表的な栄養成分と言えば
βカロテンといっても良いほどの栄養素です。
もし、人参が嫌い!どうしても食べられない!
という人は、
≪ビタミンA-サプリメント≫ 飲んでみたオススメを紹介します!
の記事にベータカロテンのサプリを
まとめましたので、
参考にしてみてください。
人参(ニンジン)の栄養素・栄養成分:リコピン
トマトのイメージが強いリコピンですが、
人参にも多く含まれています。
特に、「京くれない」と言う品種はリコピンの量が、
トマトの約2倍あると言われています。
そのため、強力な抗酸化力を発揮するとされています。
その作用はビタミンEの100倍以上とも言われています。
さらに「京くれない」は栄養素だけでなく、
臭みが少なく、甘みがあるため
とても美味しいので人参嫌いの方には、
おススメです。
リコピンの効能や効果、
リコピンの吸収率を高める方法などを
下記の記事にまとめたので、
ぜひ参考にしてみてください!
人参(ニンジン)の栄養素・栄養成分:カリウムとペクチン
人参に含まれるカリウムは100g(1/2本)中に260mgあります。
これはナスやゴボウより多く含まれて、
血中に多くなったナトリウムを
体外に排出する働きがあります。
また、血圧を下げ、
高血圧を予防してくれる効果があります。
さらに、水溶性食物繊維であるペクチンが
「さつま芋」と同じくらい豊富に含まれています。
腸の調子を整える整腸作用があり、
発ガン物質などの有害物を体外へ出し、
便秘を解消する働きがあります。
お腹の調子が良くない方にはとてもいい野菜です。
人参(ニンジン)の効果・効能
今度は人参を食べると具体的にどういった
効果・効能があるのか、
特に人参にはビタミンAが豊富に含まれており、
ビタミンAの効果効能を中心にまとめたので、みていきましょう。
人参(ニンジン)を食べると免疫力アップ効果
人参に含まれるβ-カロテンは必要に応じて
ビタミンAに変換され皮膚や鼻、
のどなどの粘膜を丈夫にして正常に保つ働きがあり、
細菌に対しての免疫力を高めてくれるため、
インフルエンザや風邪の予防に効果的です。
最近調子を崩し、風邪が引くやすくなった方は、
「体内の免疫力が低下している」かもしれません。
人参(ニンジン)には美肌効果がある!
にんじんは肌の乾燥や肌荒れなどの皮膚割れを
改善してくれる働きもあります。
また、日光などの紫外線を当たり
発生した活性酸素を無効化する効能があり、
メラニン色素を抑制することにより
シミやそばかすの原因を防ぐ効果があります。
そのほかに、オリーブオイルや
ココナッツオイルといった油は、
人参の吸収率をより高めてくれます。
さらには、油と相性がとても良いだけでなく、
美肌効果も期待できます。
その他にも、生で食べるときはオイルと酢が入った
ドレッシングをかけて食べればより効果的です。
美肌に関しては、
お肌に良い食べ物・食品と肌に効果的な栄養素・栄養成分について
の記事にお肌に良い食べ物や食品を
まとめましたので、読んでみてください!
人参(ニンジン)動脈硬化を予防効果!
動脈硬化とは血管が硬くなり、
内壁にコレステロールなどがたまって
血液の流れが悪くなる症状のことです。
日常生活で体内に増殖した活性酸素は、
血中の脂質を酸化させ「サビ」が生じ、
細胞の機能を失い、老化を促進させることが
動脈硬化の原因になります。
人参には血中の脂質の酸化を防ぎ血管を柔らかく、
若々しく保つ効能があり、
動脈硬化の改善や予防に効果をあるといわれます。
人参(ニンジン)でむくみ解消、冷え性改善効果
人参は、血液の状態を正常に保つ「クマリン」や
造血に欠かせない「鉄分」なども含まれます。
そのため、身体の「冷え」からくる、
むくみ解消と冷え症の改善効果があります。
また、胃を丈夫にして食欲を増進する働きがあり、
保温作用があるので、冷え症や低血圧改善以外に
しもやけにも効果があります。
具体的には、どのくらい摂取すればいいかと言うと、
1日1回すりおろした人参を大さじ1を
食べると冷え症効果あります。
ぜひ試してみて下さい。
人参(ニンジン)の雑学
ここでは人参の豆知識や、
注意点などの情報をお伝えます。
カラフルな人参(ニンジン)
日本の人参はオレンジ色が頭に浮かびますが、
原産地といわれるアフガニスタン周辺の
野生種や現在栽培されているものは、
・白色
・黄色
・紫色、黒紫色
など様々です。
これらは人参に含まれる栄養素の
色素の割合で変化します。
例えば、「βカロテン」が多ければオレンジになり、
「キサントフィル」が多いと黄色い人参、
紫色は、「アントシアニン」の影響があると言われています。
そのため、様々な色の人参を食べることで、
たくさんの栄養素を摂取することができます。
おいしい人参(ニンジン)の選び方
色が鮮やかで表面がなめらかな人参を
選んだ方がいいです。
あまりに大きいのは内部に空洞があり、
おいしくありません。
また、茎のつけ根が細いほうが、
芯が細く味もよく栄養価が高いと言われています。
生の人参(ニンジン)を食べ過ぎると……
生のにんじんを食べ過ぎると肌が
黄色くなる柑皮症の原因になります。
さらに、体内の一緒に摂取した他の野菜の
ビタミンCを破壊してしまいます。
ビタミンCを破壊する酵素が入っているからです。
しかし、アスコルビナーゼは熱に弱い性質があり、
炒めたり、煮たり、するなどの調理をすると
ビタミンCの破壊を防げます。
1日に食べる量は多くて、1本までにしておきましょう。
人参の栽培と収穫《動画》
普段スーパーに並んでいる人参が
どうやって栽培されて、収穫した人参が私たちの
食卓までたどり着いているのか、気になりませんか?
人参が栽培から収穫までをまとめた動画がありましたので、
よかったらみてください。
まとめ
今回は人参の栄養成分や効果効能について調べました。
伝えたかったことは以下の通りです。
・アンチエイジング
・免疫力アップ効果 ・美肌効果もある。
・動脈硬化を予防する効果
・むくみ解消、冷え性改善効果
小学生の時の先生が「体にいいから食べなさい」と
言っていたのは このことを伝えたかったのだと思います。
綺麗になりたい方やお腹の調子が悪い方は、
1日半分くらいを目標に食べてみてはいかがでしょうか。