カリフラワーの4つの効果効能と栄養素・栄養成分

カリフラワーはよくブロッコリーと比べられます。
「見た目がよく似ている」とおっしゃる方がいますが
そもそも色が白と緑で全然違います。
さらにカリフラワーは茹でても
水溶性のビタミンが流れにくい特徴もあります。
それ以外にもカリフラワーには
たくさんの栄養素と効果効能があるのでご紹介します。
Contents
カリフラワーとは?
カリフラワーはアブラナの一種で
別名「花野菜」、「花キャベツ」と言われています。
つぼみを日光に当てずに育てるため、白色になります。
実は、キャベツの改良品で
ブロッコリーの変種ではありません。
ほんのりとした甘みが特徴で
茹でてマヨネーズで食べるのも良し、
シチューやグラタンに入れても
サイコーに美味しいです。
旬の時期は2月~10月の寒い時期が
より美味しくいただけます。
カリフラワーのカロリーと1日の摂取量
カリフラワーは1個(400g)で、108kalです。
見た目も大きくカロリーも高そうな感じがありますが、
カリフラワーは約9割が水分でできています。
あまり水々しさがない気もしますが
ほとんどが水ていうことに驚きです。
同じ重さのブロッコリーは132kcalなので、
比べるとカリフラワーの方が
低カロリーだということがわかります。
カリフラワーは、その他の栄養素も
ブロッコリーには届かないものの、
他の野菜と比較するととても栄養価が高い野菜です。
カリフラワーには、淡色野菜に分類され
特に摂取の基準などありませんが
一日に食べるべき野菜
350gを一株で補うことができます。
ただ、350gは様々な野菜から取った方がいいので
1日に1/4〜1/2株くらいの摂取が
いいのではないでしょうか。
カリフラワーの栄養素・栄養成分
カリフラワーの栄養素・栄養成分をご紹介します。
カリフラワーの栄養素・栄養成分:ビタミンC
カリフラワーはビタミンCが豊富で
代表的な栄養素と言ってもいいくらいです。
100g中に81mg含まれており
淡色野菜としてはトップクラスの
ビタミンC含有量を誇ります。
同じ量で比較した場合は
あの「レモン果汁」よりも多いです。
レモン果汁を100g摂取するのは
大変だと思うのでカリフラワーがお勧めです。
さらに、カリフラワーのビタミンCは
加熱しての数値があまり変化がないため、
ゆでて食べてもしっかり栄養素を
摂取することができます。
カリフラワーの栄養素・栄養成分:カリウム
体内のナトリウム(塩分)を
排出させる作用を持つカリウムですが、
カリフラワーにはこのカリウムが
100g中410mg含まれています。
これは同じ淡色野菜である
白菜と同じくらいの含有量です。
よく比較される緑黄色野菜である
ブロッコリーより多い数値になります。
カリウムの1日当たりの摂取量は
約2600mg~3000mgなため、
一個(400g)食べたとしても
必要量の半分くらいです。
カリフラワーの栄養素・栄養成分:食物繊維
カリフラワーに含まれる食物繊維は100g中3.2g、
そのほとんど(2.5g)が
不溶性食物繊維で構成されています。
不溶性食物繊維が豊富なのは
穀類や豆類、芋類に多い中、
カリフラワーはこんにゃくやサツマイモ以上に多く、
長芋やジャガイモの約2.6倍となっています。
食物繊維の1日の摂取量は
約18g~20g以上は摂取したいため、
こちらも1個(400g)食べても
必要量の半分くらいです。
また、カリフラワーだけだと
不溶性食物繊維に偏りがちなので
水溶性食物繊維を多く含む
「エシャロット、かんぴょう(乾)、にんにく」などを
一緒に食べるといいでしょう。
カリフラワーの栄養素・栄養成分:葉酸
カリフラワーの代表的な栄養素のもう一つが葉酸です。
赤血球や細胞の新生に必要不可欠であり
胎児の正常な発育にかかせないため
特に、妊娠・授乳中はたくさん摂取したい栄養素です。
100gあたり88μg含まれており
この数値は同じ淡色野菜である
トウモロコシと同じくらいで
レタスの1.2倍、ごぼうの1.4倍以上あります。
大人1人あたりの1日の摂取量は240μgなので、
1個(400g)も食べずに必要量を
満たすことができます。
葉酸のより詳しい情報は、
の記事に詳しくまとめましたので、
読んでみてください。
カリフラワーの効果・効能
カリフラワーの具体的な効果効能を見ていきましょう。
カリフラワーで美肌効果!
カリフラワーは、女性にはうれしい、美肌効果が期待できます。
それは野菜の中でもトップクラスにある
ビタミンCが大きな影響を与えるからです。
カリフラワーにたくさん含まれるビタミンCには、
シミやシワの原因になる
メラニン色素の増殖を抑制する効果があります。
さらに美肌には欠かせないコラーゲンの生成を
活発にしてくれます。
コラーゲンとは、タンパク質の一種で、
体を構成する全てのタンパク質の
約30%も占めています。
体内コラーゲンのうち40%は皮膚に存在するため
美肌には必要不可欠と言えます。
美肌に関しては、
お肌に良い食べ物・食品と肌に効果的な栄養素・栄養成分について
の記事にお肌に良い食べ物や食品を
まとめましたので、読んでみてください!
カリフラワーで血管疾患の予防!
カリフラワーは脳卒中や心筋梗塞などの
予防に効果があると言われています。
カリフラワーにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムには血圧やコレステロールの上昇を
抑制する働きがあります。
そのため、高血圧、動脈硬化などを
予防することが期待できます。
また、「メチルアリルトリスルフィド」という
栄養成分が含まれていることも、
血管疾患を防ぐことにつながります。
この成分はニンニクにも含まれる栄養成分でもあり
別名「MATS」と呼ばれています。
血管は動脈硬化などが原因で、
コレステロールや中性脂肪が血管に付着し、
傷ついたところにかさぶたのような血栓ができます。
トロンボキサンA2という物質が
血栓をつくるのを促しますが、
メチルアリルトスルフィドには
このトロンボキサンA2を作らないように働くのです。
血栓ができてしまうと
血管壁からはがれてしまい血管内を流れます。
そのせいで血管が詰まってしまうと
脳梗塞や心筋梗塞になってしまうのです。
カリウム、メチルアリルトスルフィドが含まれている
カリフラワーは血管疾患を
予防できると言えるでしょう。
カリフラワーでがん予防!?
カリフラワーはガンの予防の効果がある物質が
多く含まれています。
グルコシノレ-トという
アブラナ科の野菜特有の成分が含まれています。
このグルコシノレートが
有害な物質の解毒作用があると言われています。
また消化や調理されると
イソチオシアネートという物質に分解されます。
イソチオシアネートの以外に
ポリフェノールの一種である
フェノールというフラボノイド含まれており、
これらには発がん抑制の効果が
あるということが分かっています。
他にも、がん細胞の増殖を抑制してくれる
「植物ステロール」、
発がん物質を無毒化する
アブラナ科の野菜に含まれている
「インドール」などもあります。
これらのことから、カリフラワーは
がん予防の効果が期待されています。
カリフラワー便秘予防・改善効果!
カリフラワーに豊富に含まれる不溶性食物繊維は
便秘解消効果が期待できます。
不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収し
便の量を増やすことで腸を刺激し
蠕動運動を促します。
その結果、排便がスムーズにできるようになります。
カリフラワーの雑学(オモシロ話)
カリフラワーに関する雑学や
豆知識をお伝えできればと思っています。
カリフラワーの選び方
おいしいカリフラワーの選び方をお伝えします。
・しっかりと硬いもの
・ずっしりと重みを感じるもの
・葉が緑でみずみずしいもの
以上が挙げられます。
収穫から時間が経っている物は
全体的に黄ばんでしまっているので
真っ白なものを選びましょう。
まとめ
今回はカリフラワーついてまとめました。
カリフラワーのお伝えしたいことは以下の3点です。
・美肌効果
・血管疾患予防
・がん予防
・便秘予防・改善
などの効果効能がありました。
ブロッコリーと比べると全体的な栄養素は劣りますが、
茹でても大丈夫なため、
栄養素を多く取れるのはカリフラワーだと感じました。