浅葱(あさつき)の栄養素・栄養成分と効果効能

浅葱(あさつき)はよく万能ねぎと
間違えられますが、更に細いのが特徴です。
そのため、別名「えぞねぎ、糸ねぎ、千本ねぎ」と
様々な呼び方があります。
主に薬味として使われ
刺身に添えるのは殺菌効果が
あるからだとも言われます。
さて、今回はそんな薬味として
使用されることの多い
あさつきの栄養素と
効果効能についてご紹介します。
Contents
浅葱(あさつき)とは?
浅葱(あさつき)はネギ科の野菜です。
名前の由来は
「ねぎ(葱)よりも色が浅い」からと
いわれています。
おいしい旬の時期は地域によって異なりますが、
本来の旬は葉を伸ばす春と秋です。
しかし、東北地方のあさつきは
冬から春にかけてが旬となります。
辛味が強いのが特徴で、
ラーメンや和食に用いられ
薬味として使用されることが多いです。
よく万能ねぎやわけぎと間違えられますが、
あさつきは最も細い球根によって
増えていく植物のため根本がぷっくりしています。
浅葱(あさつき)のカロリーと1日の摂取量
浅葱(あさつき)は
1本(5g)に約2kcalと低カロリーです。
一日の摂取量は特に決まってなく、
主に薬味でしようされるため、
食べ過ぎることはないと思います。
浅葱(あさつき)の栄養素・栄養成分
薬味として食べられることが多いので、
あさつきから栄養を取る方は少ないと思いますが、
他の栄養素と食べ合わせることにより、
能力を発揮してくれる食品なので見ていきましょう。
浅葱(あさつき)の栄養素・栄養成分:硫化アリル
硫化アリルとはネギ科の食品が持つ
独特の香りの元となり、
「アリシン」とも呼ばれる栄養成分です。
あさつきの場合は「アリイン」という
成分の形で存在しており、
あさつきを細かく刻んで
細胞を壊すと酵素の働きで
硫化アリルに変化します。
ネギ科、それも玉ねぎに近い食品である、
あさつきには普通の青ネギ以上の
硫化アリルが含まれています。
さらに、硫化アリルはビタミンB1との
相性がとてもよく、吸収を助けてくれるため、
ビタミンB1を多く含む食品である
一緒に食べれば、より効果的です。
また、あさつきを細かく刻むことで
たくさんの硫化アリルが作られますが、
時間が経つと無くなってしまうので
食べる直前に調理しましょう。
浅葱(あさつき)の栄養素・栄養成分:パントテン酸
パントテン酸はビタミンB群に属する栄養素で、
あさつきには100g当たり0.62mg、
1本あたりだと0.03mg含まれています。
これは他の野菜と比べた場合、
キュウリやナス、ニガウリ、ニラなどの
約2倍のパントテン酸ということになります。
しかし、あさつきだけで、
100gも食べれないと思うので、
補うことをおススメします。
浅葱(あさつき)栄養素・栄養成分:ビタミンB6
パントテン酸と同じくビタミンB群に属しますが、
ビタミンB6もあさつきに含まれている栄養素です。
100g中には0.16mg、1本あたりには
0.02mg含まれています。
この数値は白アスパラガスやもやしと同じくらいで、
1日の摂取推奨量の約1.2mg~1.4mgに及びません。
そのため、ビタミンB6を多く含む食品:
秋刀魚(サンマ)やニンニクなども
摂取するといいでしょう。
浅葱(あさつき)の効果・効能
浅葱(あさつき)の具体的な
効果効能についてご紹介します。
浅葱(あさつき)で血液サラサラ効果
あさつきに多く含まれる硫化アリルは、
血液の凝固を防いで血栓ができにくくしますし、
血中コレステロール値の上昇を抑える効能があります。
これらの相互作用により血液がサラサラ効果が期待でき、
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞といった
危険な疾患の予防にも役立ちます。
浅葱(あさつき)で疲労回復効果
硫化アリルは、元々あさつきに多く含まれている
他の栄養素であるビタミンB1と体内で結びついて、
その効果を持続させる働きがあります。
ビタミンB1はエネルギーを生み出すために欠かせない栄養素で、
大豆や豚肉に多く含まれます。
不足すると疲れやすくなり息切れや
動悸などを引き起こします。
従って、硫化アリルとビタミンB1を
同時に多く含んでいるあさつきを摂れば、
慢性疲労や筋肉疲労を回復させてスタミナのある
体作りに効果を発揮するのです。
浅葱(あさつき)の雑学(オモシロ話)
浅葱(あさつき)に関する雑学や豆知識を
お伝えできればと思っています。
浅葱(あさつき)の選び方
薬味が好きな方には
浅葱(あさつき)はおすすめです。
おいしいあさつきの選び方を教えます。
・全体にはりがあってピンとしている。
・葉の色が鮮やかでみずみずしいもの。
・根元は白さがはっきりとキレイなもの。
・しおれているものは時間が経っているのでやめましょう。
店頭では山積みになっていることが多いため、
よく確認してから買う方がいいでしょう。
まとめ
今回は食用というより薬用で
大活躍する浅葱(あさつき)の
栄養素と効果効能をご紹介しました。
浅葱(あさつき)の効果効能は以下の2点です。
・血液サラサラ効果があること。
・疲労回復効果が期待できます。
などの効果効能が挙げられます。
浅葱(あさつき)はその他の食材の味を
引き立たせてくれます。
特に納豆との相性がいいので
混ぜててべてみてはいかがでしょうか