さやえんどうの3の効果効能と栄養素・栄養成分

さやえんどうはあのシャキシャキとした
食感が好きな方がいますよね。
また、肉じゃがやちらし寿司などの
幅広い料理の色どりにも使用されます。
今回はそんな料理を美味しそう見せる
さやえんどうの栄養素と
効果効能についてご紹介します。
Contents
さやえんどうとは?
さやえんどうは豆科です。
別名「絹さや」とも呼ばれ、
料理の色どりや歯ざわりを
楽しむ食材として調理されます。
さやえんどうは、中に豆が大きくなる前の
早い段階で収穫し、さやごと食べれる野菜です。
豆が少し生長したものが
「グリンピース」であり、
大きく生長したものが
「えんどう豆」となりますが
各々含まれる栄養素が異なります。
グリンピースは成長した分、
たんぱく質、ビタミンB群、
食物繊維などが多くなっています。
たんぱく質や糖質、
ビタミンB1に関しては倍以上になります。
3月から6月ころがおいしい旬の時期で、
和え物や煮物、炒め物などがおススメです。
ちなみに、大量の熱湯で
さっと茹でると鮮やかな緑色になります。
さやえんどうのカロリーと1日の摂取量
さやえんどうは15g(5さや)で、約5kalです。
市販されている袋詰めのさやえんどうは
1パック50g程ですので、
1パック食べても17kalで、
食べ過ぎても
カロリーの過剰摂取には至らないでしょう。
さやえんどうの品種の1つである
スナップえんどうは、50g(10さや)で
22kalのカロリーがあります。
さやの部分が肉厚のため、
さやえんどうよりもカロリーは多いですが、
こちらもカロリーの過剰摂取は
あまりないといえるでしょう。
さやえんどうの栄養素・栄養成分
さやえんどうが低カロリーであり、
1パック食べても過剰摂取に
なりにくいことがわかったところで
栄養素・栄養成分を見ていきましょう。
さやえんどうの栄養素・栄養成分:ビタミンK
ビタミンKは、さやえんどう100g中に47μg含まれます。
これはグリーンピースや
そら豆の約2倍に相当します。
1日の摂取目安量は
男女共、成人で150μgとされているので、
さやえんどう100gで
1日の約1/3の量をとれることになります。
ビタミンKは血液の凝固作用があり、
怪我をした時の出血を固める効能があります。
また、骨にカルシウムが沈着するのを
助けるので骨粗鬆症の予防へも
期待ができる栄養素です。
さやえんどうの栄養素・栄養成分:モリブデン
さやえんどう100g中に24μgの
モリブデンが含まれています。
モリブデンは豆類などに多く含まれており、
さやえんどうはその中では少なめですが、
野菜類の中では比較的、含有量が多いです。
大豆製品を使った煮物などの彩りに使うと、
モリブデンの摂取が効率よくできるでしょう。
モリブデンは鉄の働きを助ける効能があります。
さやえんどうの栄養素・栄養成分:ビタミンC
さやえんどう100g中に
ビタミンCは60mg含まれています。
ビタミンCの1日の摂取推奨量は、
成人男女で100mgですので、
半分以上のビタミンCが摂れます。
煮物の彩りなどに使用する場合は、
一度に多くの量は食べられないので、
ソテーなどにして食べるのがおすすめです。
ちなみに、昔と比べると、
今の野菜は栄養価が落ちているといわれますが、
50年程前と比べると、
さやえんどうのビタミンCは
約3倍にも増えているそうです。
さやえんどうの効果・効能
さやえんどうは上記で説明した
栄養素以外にもビタミンB群も含まれ、
体に良い影響を与えてくれます。
今度は具体的な効果効能を見ていきましょう。
さやえんどうでキレイになりましょう!
さやえんどうは、ビタミンCやβカロテン、
ビタミンEが含まれるため、
抗酸化作用が期待できます。
抗酸化作用とは、体内に増えすぎた活性酸素によって
細胞が錆びるのを防ぐ効果のことです。
人間の体は日常生活でストレスや
紫外線を受ける事で活性酸素が
大量に生成されます。
そのため、肌や血管の免疫力の低下で
シワやシミなどのお肌トラブルや
老化の原因につながります。
さやえんどうの抗酸化作用により
アンチエイジングや動脈硬化の改善、
そこから発生する脳梗塞や心筋梗塞などの
生活習慣病を予防することができます。
お肌の改善や美肌については、
お肌に良い食べ物・食品と肌に効果的な栄養素・栄養成分について
の記事に肌に良い食べ物や食材を
まとめましたので、読んでみてください!
さやえんどうは疲労回復効果がある!?
さやえんどうには疲労回復効果が期待できる
「アスパラギン酸」が多く含まれています。
アスパラギン酸とはアミノ酸の1つで、
疲労物質である乳酸の分解を促進し、
エネルギーに変える効能があります。
さらにさやえんどうには
ビタミンB群が豊富に含まれています。
エネルギーの代謝に必要な栄養素なので、
不足すると疲れやすくなってしまいます。
また、たんぱく質が筋肉の回復に必要ですが、
さやえんどうの豆の部分にはたんぱく質が含まれるため、
これらの栄養素により高い
疲労回復効果を得ることができます。
さやえんどうで便秘解消!
さやえんどうには、
女性には心強い便秘解消に活躍してくれます。
それはさやえんどうに含まれる
食物繊維が関係しています。
食物繊維は
「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の
2種類ありますが、
さやえんどうには、
不溶性食物繊維が比較的に多いです。
そのため、腸内の水分を吸収し
便の量を増すことで腸の動きが活発になるため、
排便を促す効能があります。
さやえんどうの雑学(オモシロ話)
さやえんどうに関する雑学や
豆知識をお伝えできればと思っています。
さやえんどうの選び方
おいしいさやえんどうの選び方をお伝えします。
・表面にツヤがありみずみずしいもの
・豆を感じないくらい薄いものがおすすめ。
・折るとポキッとするものがよい
・きれいな緑色で濃い色のもの。
・ひげが白くピンとしているものが新鮮。
以上が挙げられます。
さやえんどうはさやえんどうのは
中身の豆を食べるというより、
さやの部分がメインになるため、
中の豆は大きすぎないほうがいいです。
まとめ
今回はさやえんどうの栄養素と効果効能についてまとめました。
さやえんどうの効果効能は以下の3点です。
・美容効果があります!
・疲労回復効果!
・便秘改善!
などの効果効能がありました。
さやえんどうは食感を楽しめるだけでなく、
料理を艶やかに彩ることもできるため、
ぜひ料理の盛りつけに加えてみてはいかがでしょうか。