トマトの5の効果効能と栄養素・栄養成分

みなさんはトマトが
ただ身体に良い野菜だと思っていませんか?
トマトは栄養が豊富なだけでなく
肌の調子を整え、
シミやシワの改善効果などがあるんです!
そんなトマトはその他にも
「美容に関する大事な効果」がいっぱいあったんです!
今回はトマトの栄養素と
効果効能についてご紹介していきます。
キレイになりたい方は、必見です。
トマトとは?
トマトはナス科の野菜で、
おいしい旬の時期は6月~8月の夏です。
現在では、日本だけでなく
「スペイン」や「イタリア」など、
数多くの国でトマト無しでは
「料理ができない」くらいまでに
食生活の一部になっています。
また、トマトはおよそ8,000を超えるたくさんの種類があり、
日本では約120種類以上が栽培されているそうです。
そのため、使用方法も数多くあり、
・ピザ
・ミートソース
・ケチャップ
・トマトジュース
・トマトピューレ
・レッドアイ(ビールをトマトジュースで割ったもの)
など料理や調味料以外にも加工食品、
カクテル(お酒)と幅広く、使用されています。
しかし、ヨーロッパから日本へと渡ってきた当初は、
トマトに毒があると思われ、
主に観賞用でしか使われませんでした。
食用として、一般家庭に広まったのは、
第二次世界大戦後と言われています。
数多い品種があるトマトの中から
皆さんがよく食べられる3種類をご紹介します。
トマトの種類:桃太郎トマト
桃太郎トマトは、約22品種もあり、
1個が200~230gと大きいです。
また、すっきりした酸味と甘みがあり、
皮が固く果肉しっかりとして崩れにくいため
日持ちがよいのが特徴です。
店頭に並んでいる約7割がこの品種で、
一番メジャートマトと言えるでしょう。
トマトの種類:千果(チカ)
千果とは主にミニトマトの事を言います。
全国のミニトマトの大半を占める有名な品種です。
ミニトマトはプチトマトとも言われ、
お弁当にもよく使われるサイズですね。
1個の重さが約15~20gで、
ツヤがあり、糖度が高いです。
さらに、栄養素である「リコピン」の量が
大きいトマトと比べると
約3~4倍多く含まれているのも特徴に上がります。
ミニトマトには、赤色だけでなく、
黄色やオレンジ色もありたくさんの種類があります。
トマトの種類:フルーツトマト
スーパーでよくみる一般的なトマトよりも
甘いトマトをフルーツトマトと言います。
フルーツトマトとは品種名ではなく
特別な栽培方法によって作られた高糖度トマトのことです。
一般的なトマトの糖度が3~4度に対して
フルーツトマトは糖度が8度以上あります。
もはや、野菜と言うよりは、果実に近いです。
トマトのカロリーと1日の摂取量
トマトは一個150~200gで
約40kcalと低カロリーな野菜です。
しかしトマトが相当好きじゃない限り、
生食のまま食べる人は少ないと思います。
そのため、トマトはドレッシングやマヨネーズなどの
高カロリーなものと一緒に食べてしまう
ケースが多いので気を付けなければなりません。
トマトの1日の摂取量の目安は
2個までが推奨されています。
トマトの過剰摂取は身体を内側から冷してしまい、
お腹を壊し、便秘や下痢の原因になります。
そのため、お腹が弱い女性などは特に気をつけて下さいね。
トマトの栄養素・栄養成分
トマトは若くて青いトマトより、
しっかりと熟した真っ赤なトマトには栄養が豊富にあります。
その中で特に注目したい栄養成分が「リコピン」です。
皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、そんな有名なリコピン意外にも
トマトには多くの栄養素があるので見ていきましょう。
トマトの栄養素・栄養成分:リコピン
トマトの赤色はリコピンの影響でカロテノイドの一種です。
その他にも、黄、オレンジ、紫色と様々な種類があります。
同じカロテノイドの仲間で、
カロテンという色素がありますが、
こちらはビタミンAとしての効果があります。
どちらも、抗酸化作用があり、
体内の有害な活性酸素の働きを抑えてくれるので、
ガンの予防などに効能があるとされています。
その中でも、リコピンは、抗酸化力がずば抜けて高く、
ビタミンAより高いと言われる
ビタミンEの100倍も抗酸化力があります。
リコピンの効果や効能、リコピンの効果的な
摂取方法などを下記の記事で紹介していますので、
参考に一度読んでみてください!
トマトの栄養素・栄養成分:カリウム
トマトのカリウムは100g中に
210mg含まれており、
大きめのトマトが一玉(200g)で
420mgの栄養素が摂れます。
これは同じ夏野菜である
ナスやピーマン、きゅうりよりも多く、
効率よくカリウムを摂取できるといえるでしょう。
ナトリウム(塩分)の過剰摂取や
カリウムの不足から体内の浸透圧が
上昇すると、動脈硬化になるリスクが増えます。
カリウムはナトリウムとのバランスを取ってくれるので、
積極的に摂取したい栄養素です。
トマトの栄養素・栄養成分:ビタミンC
大きめのトマト一玉(約200g)には30mgの
ビタミンCが含まれています。
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持、
ストレスや病気の抵抗力を高める効果があります。
しかしビタミンCは熱に弱い水溶性ビタミンのため、
茹でたりするとせっかくのビタミンCが
お湯に溶け出してしまいます。
生で食べた方が
効率よくビタミンCを摂取できます。
また、加熱する場合はスープなどにして
汁も一緒に飲むといいでしょう。
トマトの効果・効能
トマトは「身体に良い」とよく耳にしますが、
実際に「どのような効果、効能があるの?」と聞かれたときに、
答えられない方が多いのではないでしょうか。
具体的にまとめたので、見ていきましょう。
トマトでがんの予防ができる!?
トマトにはガンを予防する効果があります。
そもそもがんとは、体内に活性酸素が
必要以上に増加していることが大きな原因の一つです。
活性酸素は細胞を酸化させることで、
体内がさびてしまいます。
トマトは、活性酸素を抑制し、
細胞を新しくしてくれる働きが抗酸化と言います。
トマトに含まれるリコピンは、抗酸化力が強く、
人参に含まれるβカロテンの2倍、
ビタミンEの100倍も含まれています。
ちなみに、よく熟した赤色のトマトや加熱した方が、
リコピンの吸収率は3~4倍に上り、多く摂取することができます。
ガン予防に必要なリコピンの摂取量
具体的な「ガン予防に必要なリコピン」、
1日の摂取量は、約20mgです。
この量は、トマトなら大3個で
ミニトマト約17個と多く食べなくてはいけません。
しかし、トマトジュースなら、
コップ一杯(200ml)の量で補えるのでおすすめです。
もしもトマトが苦手な方は、
人参(京くれない)やスイカ、ピンクグレープフルーツにも
リコピンは多く含まれますので
そちらも合わせて食べるといいでしょう。
トマトは心臓病のリスクを減らす効果があります!
トマトを食べることで、心臓病に
かかるリスクを下げることができます。
トマトに含まれるカリウムが
摂りすぎてしまったナトリウムを
体外に排出してくれる効果があり、
これが心臓病になるリスクを
抑えてくれます。
トマトにはアンチエイジング効果があります。
トマトに含まれるリコピンや
ビタミンCには美肌効果もあります。
また、活性酸素による
シミやシワ、くすみ、角質化などの
肌老化を予防する抗化作用に以外に、
・コラーゲンの合成を促す。
・皮膚や粘膜を整える作用。
・メラニン色素の合成を抑える効能。
などがありその結果
アンチエイジングの効果が期待されます。
さらに抗酸化物質による
血液をサラサラにする効果や
毛細血管を強化する働きのある
ビタミンP(ルチン)も含まれます。
その他にも、皮膚や毛髪の健康を維持する
ビオチン(ビタミンH)や
皮膚粘膜の健康を維持し
炎症を予防するビタミンBなども含まれています。
トマトを食べることで、
肌だけでなく体の中からの
アンチエイジング効果が期待できるでしょう。
美肌やアンチエイジングについては、
お肌に良い食べ物・食品と肌に効果的な栄養素・栄養成分について
の記事に肌に良い食べ物や食材を
まとめましたので、読んでみてください!
トマトはダイエット効果があります!
「トマトを食べてダイエットできます」と言われても
ピンとこない方もいらっしゃると思いますが、
トマトで痩せることはできるんです!
トマトに含まれる「13-oxo-ODA」という
脂肪酸とリコピンは、中性脂肪を減らす効果があります。
この脂肪酸の効能は肝臓で
「脂肪燃焼に働くタンパク質の生成を促し増加」させ、
血糖値を低下させる働きがあります。
それ以外にも、肥満や脂質異常症の防止だけでなく、
動脈硬化などの改善効果があると言われています。
トマトで疲労回復しましょう!
トマトには酸味成分である
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が
たくさん含まれています。
これらは、疲労物質である「乳酸」の
発生の抑制や分解する働きがあるので、
疲労回復に効果的です。
胃の粘膜の炎症を抑えて、
むかつきを解消する効能があるため、
二日酔いにも効果があります。
またエネルギーを生成する働きをもあり、
夏バテ解消にも期待できます。
さらにトマトに含まれるビタミンB1は、
ブドウ糖を分解してエネルギーに変える働きがあり
疲労回復のビタミンとも呼ばれています。
トマトの雑学(オモシロ話)
トマトに関する雑学や豆知識を
お伝えしていきたいとと思っています。
トマトの選び方
トマトは栄養価が高く、お財布にも優しいため、
食卓に並ぶ機会も多いと思います。
そのため、できるだけおいしいトマトを
食べたいですよね。
トマトの選び方を紹介します。
・全体が真っ赤のもの。
・ずっしりと重く皮に張りとツヤがある。
・ヘタが緑色でピンと張っていることが新鮮な証拠です。
・ヘタの色が黒ずんで萎びてるのは鮮度が落ちています。
などが当てはまります。
ご購入の際は確かめてくださいね。
まとめ
今回は栄養がすごいと有名なトマトの
栄養素と効果効能をご紹介しました。
トマトの効果・効能は以下の4点です。
・がんを予防に大活躍します。
・アンチエイジング効果できれいになれます。
・ダイエット効果で痩せることができます。
・疲れていてもトマトを食べれば疲労回復効果!
など数多くの効果効能が挙げられます。
トマトを食べることで、健康的な体作りができ、
若くきれいでいることができます。
トマトが嫌いだと言う方は、
甘くて果物ような「フルーツトマト」から
始めてみてはいかがでしょうか。