糖分を摂ると頭痛が治るのは嘘?頭が痛くなる原因と解決方法

勉強や仕事をした後、
頭が痛くなったことはありませんか?
そしてそんな時、
「頭を使ったから糖が足りていないんだな」
と思ってチョコレートやお菓子を
食べがちではないでしょうか?
確かに糖を食べると痛みは治まりますが、
体内ではどういった現象が起きているのでしょうか。
Contents
人間の体は糖が無くても大丈夫?
糖質制限ダイエットが流行っていますが、
私たち人間のエネルギーの源である糖を
制限しても身体に悪影響はでないのでしょうか?
「糖質制限ダイエット」とは?
最近よく耳にする「糖質制限ダイエット」。
りんごダイエット、キャベツダイエットなど、
過去に流行ったダイエットはどれも極端な
食生活を強いるものばかりでした。
しかし糖質制限ダイエットは、
糖質のみを制限すれば良いのです。
糖が無くてもエネルギーは作れる
糖質制限ダイエットの仕組みは、
体を糖の依存から脱け出させる、
というもの。
多くの人はブドウ糖(食事で得られる糖)からしか
エネルギーを作れない、と考えています。
しかし、人間の体のエネルギーは
ブドウ糖だけでなく、
ケトン体(脂肪)からも作ることが出来ます。
もちろん通常はブドウ糖から
エネルギーを作りますが、
ブドウ糖の摂取量を減らせば、
ケトン体からエネルギーを
作り始めるようになります。
このブドウ糖の摂取量を減らす=糖質制限ダイエット。
体内の脂肪をエネルギーに変えるので、
脂肪が燃焼されて痩せやすくなるのです。
糖質制限のやりすぎには注意
糖質制限ダイエットが
痩せやすいのは確かですが、
糖質を減らした分、
タンパク質や脂質などの
他の栄養素をバランスよく摂るように
しなければなりません。
体内の脂肪が燃焼すると、
次に燃焼するのは筋肉になります。
行き過ぎた糖質制限はこの筋肉までもを
減らしてしまい、
体調を崩してしまう可能性もあります。
諸説ありますが、ゆるい糖質制限でも
効果は発揮されるそうなので、
糖質制限を行う場合には
体が一日に必要とする糖質量・100gは
しっかりと摂っておきましょう。
「疲れて頭が痛い」のは糖を摂っているのが原因
糖は脳へのエネルギー補給が速いため、
疲れた時には糖を摂ると
一時的に頭痛は治まります。
しかし疲れた時に糖を摂るのは、
逆に体を疲れやすくさせてしまう
原因になるのです。
体内で糖を燃焼して
エネルギーに変える時には、
ビタミンB1が使われます。
お菓子にビタミンB1は存在しないため、
体内にあるものが使われてしまい、
結果ビタミンB1が不足してしまいます。
そしてこのビタミンB1の不足は、
気怠さ、眠気などを生じさせ、
疲れやすくさせる原因となるのです。
ビタミンB1の詳細情報は、
ビタミンB1(チアミン)を多く含む食べ物・食品と効果効能の記事を読んでみてください。
疲れにくい体を作るためには
それでは、疲れにくい体を作るためには
どうすれば良いのでしょうか?
前述した内容から考えると、
糖質とビタミンB1の摂り方に
疲れにくい身体を作る解決策があるようです。
糖依存から脱け出す
普段からあまり糖を
摂らないようにしておけば、
体内のビタミンB1を使う必要もなく、
疲れにくい体になります。
疲れにくくなり頭痛も起こりづらくなる、
という点で根本的な解決に
つながるのでおすすめです。
ビタミンB1(チアミン)を摂る
糖質を制限して疲れを根本的に無くす、
と言っても、
効果がすぐに表れるわけではありません。
即効性を求めるのであれば、
ビタミンB1を摂りましょう。
ビタミンB1には疲労回復や
脳の中枢神経を
正常化する働きがあります。
サプリメントに頼るのも良いですが、
主に豚肉や玄米などの食材に
多く含まれているので、
食事にも取り入れるのも良いでしょう。
特に糖を含む白米の代わりに
玄米を食べることで、
糖は控えめ、ビタミンB1は多めという
理想的な食事になります。
もし、食事からビタミンB1を
取り入れるのが難しいという方は、
サプリメントからビタミンB1を
摂りましょう。
ビタミンB1のサプリについて、
≪ビタミンB1・チアミン-サプリメント≫実際に飲んでみたオススメを紹介します!
の記事で紹介していますので、
興味があれば、参考にしてみてください!
疲労を取る食べ物
脳を使った後は、
疲労に効く食べ物を摂ってあげましょう。
滋養効果のあるニンニクや、
万病に効くと言われるトマト、
ストレスを減らして、
含むレモンなどを
使った料理をたべることで、
疲労を軽減することが出来ます。
万病に効くといわれているトマトの
詳細情報は、
読んでください。
まとめ
疲れて頭が痛くなるのは、
糖を摂ることで、
疲れをとるはずのビタミンB1を
消費してしまっているから。
疲れた時に糖を摂ることは、
自分をより疲れやすい体に
してしまっているのです。
疲れやすい方は何よりもまず、
糖の依存から脱することが大切です。
また、疲れにくい体を作るために、
ビタミンB1や滋養効果のある食材を
うまく食事に摂りいれていきましょう。