《あぶら=悪》だと思っているアナタ!油と脂は違います!油で健康な身体に。-【イート】

私たちが口にする「あぶら」には
「油」と「脂」があります。
一応定義は「油」は常温で液体、「脂」は常温で固体、
という事で区別されるようですが、
感覚的には、
・植物由来のものは「油」
・動物由来のものは「脂」
と捉えるのが一般的なようです。
Contents
脂は確かに良くないけれど、油までカットする必要ある?
「油」は、サラダ油、オリーブ油など
(あと、食べ物ではないですが石油とかも)
「脂」は、脂肪や、ラードなど
(これも食べ物ではないですが樹脂なども)
といえばイメージしやすいかと思います。
「低脂肪」や「脂分カット」という謳い文句は
全て「脂」ですよね?
これをたまに「油」まで全てひっくるめて
「あぶら」はよくない!と勘違いしてしまう方がいます。
特にダイエット中の方、そんな風に思っていませんか??
過度なダイエットで肌がカサカサになるのは油不足のせい?
ダイエットで真っ先にカットしたいのは、
「糖質」と「脂」です。
穀類、つまり米や小麦などを減らし、
揚げ物など脂っこいものも減らしますよね?
人によっては、「蒸す」「煮る」「生」など
油を一切使わない調理法で野菜などを摂取し、
「油を引いて焼く」事すらしなくなるストイックな強者も。
しかしこの「あぶら=悪」とか
「あぶら=太る原因」という認識はちょっとキケン。
油を100%カットした食生活を送っていると、
基礎体力が落ちて、肌がカサカサになり、
病気や認知症になりやすくなります。
肌がカサカサになる原因が油不足だというのは、
想像に難くないかと思います。
水分や油分が足りていなければ、
干からびたようになってしまいますよね?
ロボットなんかも、体にさびが出てきて
ギシギシ、ミシミシ、動きが悪くなると油をさしますよね?
そのような感覚で考えると、
つややかに体や肌を保つには油が
大切なものであると気付くでしょう。
植物性の「油」には人間が作り出せない「不飽和脂肪酸」が含まれている!
植物性の「油」、とくにオリーブオイルやゴマ油、
アマニ油、ココナッツオイルなどが最近注目されています。
その訳は、不飽和脂肪酸という、
人間が体内で生成できないけれど、
「健康に生きていく上で非常に大事な成分」
を豊富に含んでいること。
不飽和脂肪酸、具体的には、オメガ3と呼ばれ、
これが認知症予防には欠かせない重要な脂肪酸なのです。
オメガ3は青魚に沢山含まれているため、
昔から青魚をよく食べていれば認知症は防げると
言われていたようですが、これと同じ効果が、
エゴマ油やアマニ油にも期待できるそうです。
オメガ3は脳の神経伝達を活性化させます。
また、血液の流れをサラサラにするので、
動脈硬化や心臓病の予防にも最適です。
また、植物油の代表でもあるオリーブオイルは、
腸の動きに直接作用し、
更には腸の中を柔らかくする効果もあるため、
便秘で悩んでいる人に効果が期待できます。
この時、料理に使うよりも、オリーブオイルを
直接摂取する方が効果が明確に出るそうです。
直接飲むのはちょっと…という方は、サラダにかけたり、
パンをつけたり、アイスクリームにかけてみる
なんていう方法が良さそうです。
まとめ|大切なのはバランス!何事も過剰をさけてバランスよく!
植物由来の「油」と動物由来の「脂」の違いは、
「油」の方には、人間が体内で生成できない
不飽和脂肪酸という成分が含まれていて、
それが認知症を防ぐ事や病気を予防するのに役立ちます。
どんなものも食べ過ぎたり飲みすぎたりすることなく、
バランスよく体内に取り込み、
健康的な生活を送っていきたいですね♪