世界が最初に受け入れた日本食とは!? -【イート】

外国で日本食といえば寿司が有名だと思いますが、
寿司が世界的に流行るまでは以外と時間を要したようです。
個人的には意外だと思いました。
寿司 雅 富士山
日本が世界に誇る三大ワードでございますね。
幕末辺りに入国してきた西洋人は、こぞってこの3つに
惜しみない賛嘆を送ったと言われております。
また、現代でも和食は外国で大人気となっておりますが、
それでは「一番初めに世界に愛された和食」とは一体何か?
肉食文化の西洋人は一体何を受け入れたのか、魚肉なら肉ではあるから行けるかも?
意外も意外!寿司ではなかった。
詰まる所のやっぱりお寿司ではないのかな?
私も初めはそう思いました。
お寿司も歴史は古いですし、幕末の時代には既に存在しておりました。
国の自慢食としてお客さんにお出しするなら、
やっぱりお寿司を選ぶかとも思われます。
ところが、当時、西洋人の方には、基本的に生で魚を食べる風習はなかったのです。
ですので、当時の西洋人の方は食べ物が合わなくて苦労が多かったとも聞きます。
生が駄目ならば煮物?
そもそも、牛を農耕の為の家畜としてしか見ていなかった当時の日本人に、
牛を食べると言う概念が理解できるはずもなかったのですね。
当然、乳製品と言う概念も無い訳ですから、
この時に日本に来ていた西洋人の方は、ミルクを口にする事も出来ずに、
ホームシック気味だったかも知れません。。
実は、この頃の日本にも魚介類を鍋で煮て醤油で食べる
すき焼きによく似た「魚すき」は存在したのですが、
西洋人の方は、肉食(鶏 牛)であったため、
魚すきは受け入れられるまでは至らなかったそうです。
結局、明治元年
幕府も、外国人の居留地における牛肉需要増加に伴い、
牛肉を受け入れる体制を作ろうとしていたらしいのですが(1864年 居留地に屠牛場を開設)
その芽が出たのは(1868年 明治元年)と呼ばれるその時代だった訳です。
この頃から牛肉・豚肉・鶏肉の需要は高まり、
特に牛食は文明開化の象徴となったとのお話です。
牛すき屋さんはこの頃大繁盛だった訳ですね。
当時の学生さんなどが、特別な時などによく食べに行っていた様です。
お寿司はいつ頃流行ったのか?
それではお寿司は何時位から、愛され始めたのだろうか?
と思う所もありますので、簡潔に説明させて頂きます。
1906年の、ロサンゼルスにおいて、(後にリトル東京と呼ばれる地域)
お寿司屋さん開店するのですが、
こちらは当時の日系人のために食堂という意味合いの方が強く、
グルメ目的という訳ではなかったようですね。
この「食堂」も、第二次世界大戦の日系人との兼ね合いを因として、
衰退する羽目になってしまいます。
つまりお寿司は、しばし雌伏(しふく)の時を向かえる事になってしまった訳です。
世界はお寿司をつまんだ!
外国初のお寿司屋さんが開店してから約70年後。
ようやく、お寿司は大ブームの時を迎えるわけです。(1970年代後半)
大ブームの原因は諸説様々なのですが、
メデイア媒介による流行が一般論となっているようでございます。
この頃のアニメを見ても、酔っ払ったお父さんが寿司詰を
お土産に持って帰るシーン多いですね。(サザエさんで見ました。)
今でもご馳走と聞くと何故か反射的に「お寿司」や「すき焼き」をイメージしてしまいます。
今夜は、お寿司を食べに行こうかな? いや、ここはすき焼きでしょうか?(笑)
まとめ
日本食のポテンシャルと、応用性は凄いとつくづく思います。
今でも、様々なバリエーションに姿を変えて、世界を飛び回っていますね。
日本で初めてのすき焼きも、味そのものは和風ティストそのものでしたし、
今、現代ではメキシコで醤油が大流行しているそうですし、色々な文化の食と相性が良いのでしょうね。