【危険?】ヒジキは健康食品じゃなかった?ヒジキに含まれる有害物質ヒ素と健康効果

健康食品としてポピュラーなヒジキには
実は体に有害な物質が含まれている?
というショッキングな事実を
耳にするようになりました。
海外では販売禁止にもなっている
国もありますが、
一体どんな有害物質が含まれているのでしょうか?
また我が国では規制されていませんが、
どうすれば
リスクを軽減できるかについてリポートします。
Contents
ヒジキには人体に危険なヒ素が含有されているってホント?
ヒジキは数多くのミネラル等によって栄養価が高く、
ヘルスフードとして人気がありました。
その一方で、
海外ではヒ素が大量に含まれる危険食品として
発表されているのです!
ヒジキに含まれるヒ素の含有量は?
ヒジキのヒ素含有率が高いなら、
もしかして他の物にも
大量のヒ素が含有されているかも?
と不安に駆られるかもしれません。
下記の表は、東京都福祉保健局が出している
海藻類のヒ素濃度一覧表になります。
参照元:東京都福祉保健局 ひじきに含まれるヒ素
ヒジキは食べても悪影響はない?
こうして、ヒ素の含有量のみ比較してみると、
やっぱりヒジキはダントツですね!
ただし、この数値はあくまでも
調理する前の含有量なのです。
水に漬けて戻したり煮たりすれば
ヒ素の数値は10%近く下がるので、
食べても害はないのかな?と
不安になりますが、
摂取しても危険な含有量というわけではありません。
とはいえ、ヒ素の数値が完全に
ゼロになってしまうわけではないので、
食べる量は、「度を越さない」というのを
頭に入れておきましょう。
ヒジキはどれくらいの量なら食べても安全?
ヒジキに含有されるヒ素のほとんどは
自然発生に由来するので、
人体に及ぼす影響はそれほどでもないでしょう。
しかし、多少は含有されていますので、
ヒジキだけでなく
他の食品と一緒に食べるようにすると、
リスクを低下させやすくなります。
安全な量の目安としては
1週間に50グラム程度です。
ヒ素を含むヒジキに対するカナダの見解は?
ヒジキの輸入や
販売の禁止という姿勢をとっているカナダでは、
どのような見解を示しているのでしょうか?
かいつまんでお話しします。
海藻類に含有されるヒ素
全てのヒ素が健康に有害なわけでありません。
ヒ素には「有機的なヒ素」と
「無機的なヒ素」の2種類があります。
有機的なヒ素は大抵の海藻や海産物に含まれていて、
摂取しても体に深刻な害となることは
ほとんどありません。
無機的なヒ素は有機のヒ素とは異なり有毒です。
のりやコンブを検査すると
極めて低い数値だったのに対して、
ヒジキのみヒ素の含有量が
極めて高いという結果になっています。
ヒジキを毎日食べ続けると危険?
無機ヒ素は、ガンの原因のひとつに数えられており、
他にも胃腸不調、貧血、肝臓障害となる
可能性があります。
そもそも無機ヒ素を大量に含む食品は
回避するのが得策なのです。
またヒジキだけでなく
海藻を大量に摂取している人
あるいは海藻でダイエットしている人は、
ヒ素の過剰摂取のリスクが高まると
注意を喚起しています。
つまり、
『危険性のある食品は販売しない。病気のリスクが高い食品は食べない』
というのがポリシーのようです。
広大な国で
数多くの国々から来た人種が住んでいるわけで、
たとえ調理次第で濃度が下がるとしても、
確実にみんながみんな指定の調理法に従うとは
言い切れないからでしょう。
まとめ
調理方法次第では
ヒジキは身体に安全というのが
日本の見解かもしれませんが
諸外国では見解が異なるようです。
重要なことは
上記のデータを知識として知ったうえで、
それでも食べるか食べないかを
自分自身で判断することです。
とはいえ、摂取量には、注意が肝要ですね。
東京都福祉保健局のデータによれば
体重50kgにつき、週3回、1食約5gが安全レベル、
という目安になっています。
これからもヒジキを楽しみたい方は
ヒジキは、適量に抑えましょう!