1. TOP
  2. 雑学ニュース
  3. 卵は1日1個説は間違い!?たまごの一日の摂取量は何個までOKなの?

卵は1日1個説は間違い!?たまごの一日の摂取量は何個までOKなの?

雑学ニュース
この記事は約 5 分で読めます。 12,799 Views
この記事のタイトルとURLをコピーする
1つだけ殻が割れて黄身が見える卵

卵は「1日1個まで」って刷り込まれましたよね?

コレステロール値が上がって、

体に悪いという話だったはず。

ですが、この卵は一日一個説

間違いだったという話がでてきました。

実際は、どちらなのでしょうか?

一日1個までじゃないなら、

いったい卵は何個まで食べていいのでしょう?

今回は、そんな卵にまつわる情報をご紹介します。

卵のコレステロール

卵のコレステロール量は約220~240mgと、

実際に食べ物の中でも多いです。

日本では、コレステロールの摂取には

推奨されていた上限値がありました。

その値は、

成人男性750mg未満・女性600mg未満

という数値。これを見ると、

卵のコレステロールが

気になるのも仕方ありません。

コレステロール=悪と考えられてきたのはなぜ?

コレステロールの表

コレステロールを摂取した

ウサギの研究で、

動脈硬化などの変化が

見られたことがきっかけで、

コレステロール生活習慣病

イメージが広がり始めたようです。

しかし、生活習慣病などを

引き起こす原因として、

食べ物からのコレステロール

ほとんど影響しないという報告が上がりました。

健康と生活習慣病

私達、人間が怖がっている生活習慣病の

元となるコレステロールは、

大半が肝臓で生成されていることが

わかったのです。

血中コレステロール値

食べ物に含まれるコレステロールが、

影響しているといった根拠が

そもそもないとのこと。

アメリカでは、この結果を受け、

食べ物によるコレステロール制限

という記述がなくなっています

日本でも、

成人男性750mg以下、女性600mg以下

という推奨量の記述がなくされました。

卵は栄養バランス抜群

鶏が卵を産んでいるところ

一日たまご1個説」が長い間、

広がりを見せ敬遠されてきましたが、

卵は栄養バランス抜群

とても素晴らしい食べ物なのです。

食物繊維・ビタミンC以外は、

ほとんどの栄養素が含まれているという、

優れた栄養バランスを卵は持っています。

また、コレステロールが

不足することで起きる弊害もあります。

うつなどの原因となる、

幸福感を感じさせてくれる脳内物質

セロトニンの分泌に影響する為、

ちゃんとコレステロールも

摂取しないとダメなのです。

卵の食べ過ぎはよくない

卵を沢山使用した料理

血中コレステロールに影響しないなら、

卵を何個食べてもいいのか?

というと、そうでもありません。

卵には、飽和脂肪酸が多く含まれているので、

悪玉コレステロールを増やす原因にはなりえます。

悪玉コレステロールがもともと多い人は、

この点を踏まえて多少、気を付けてみましょう。

ですが、卵より肉類の食べ過ぎの方が

影響しやすいので、

そちらもご注意くださいね。

親子で卵料理を作っている

悪玉コレステロールが多いなどの問題がなく、

健康な人であれば卵を敢えて

制限する必要はないでしょう。

とはいえ、一日に5個以上など

食べ過ぎるのは良くありません。

やはり、栄養素はいろんな食べ物から

バランスよく摂取することが何より大切です。

目安でいうと、卵は1日2~3個くらいが良いでしょう。

茹で卵や目玉焼きなど、

ペロっと食べられてしまうので

卵好きな人はつい食べてしまうかもしれませんね。

卵を毎日必ず何個も食べるわけではないと

思いますが、目安として覚えておいてくださいね。

卵と一緒に食べると良い食品は?

卵料理

先ほど、卵の飽和脂肪酸も少なからず

悪玉コレステロール増加に

影響することもあります。

そのため、悪玉コレステロール値

下げてくれる不飽和脂肪酸

一緒に使うことをおすすめします。

不飽和脂肪酸といえば、

オレイン酸があります。

このオレイン酸が豊富に含まれているのが、

オリーブオイル

オリーブオイルの表

約7割オレイン酸構成されている

オリーブオイルと組み合わせることで、

悪玉コレステロール増加も抑え、

動脈硬化の予防などにも繋がります。

悪玉コレステロールが気になる人は、

オレイン酸も一緒に摂りましょう。

まとめ

鶏が産んだ卵を取った女の子

卵は一日1個までと、なんとなく頭に

刷り込まれていた人も多いですよね?

ですが、実際には卵のコレステロール

生活習慣病の原因になるとは考えにくいようです。

とても栄養バランスも良いので、

コレステロールを気にせず

摂取していきたいですね。

とはいえ偏り過ぎるのもよくありませんので、

2~3個までが良いでしょう。

悪玉コレステロールが気になる場合は、

オリーブオイルを使うことをおすすめします。

この記事のタイトルとURLをコピーする

\ SNSでシェアしよう! /

Eat【イート】食べ物を通して世界をより豊かに、幸せにするの注目記事を受け取ろう

1つだけ殻が割れて黄身が見える卵

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Eat【イート】食べ物を通して世界をより豊かに、幸せにするの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

有紀

有紀

日本女子大学の家政学部食物学科で管理栄養士を専攻し、卒業とともに国家資格である管理栄養士の免許を取得。卒業後は病院内の献立の作成と調理・栄養管理に携わってきた。現在は保育園の栄養士として勤務し、子どもたちの食と健康を支え、食育活動にも力を入れている。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 妊活に効果的な10の食品・食べ物と妊娠しやすい身体を作る4つの方法

  • ヒュウガトウキの驚くべき9の効果効能≪神の草≫

  • にんにくの驚くべき10の効果と効能、ニンニクに含まれる栄養・栄養成分

  • オレンジの驚くべき13の効果効能と含有する栄養・栄養成分

関連記事

  • ゼロストレスで家族全員が痩せた!ダイエットに適した食事は「置き換え」ではなく「ちょっとずつ減らす」こと-【イート】

  • キャベツは芯を取ると長持ちする!まとめ買いした野菜や果物の保管方法

  • 紅茶と緑茶、身体を冷やすのはどっち?季節や体調に合わせて選びたいお茶講座 -【イート】

  • 世界が最初に受け入れた日本食とは!? -【イート】

  • インドネシア料理はどんなメニューがある?インドネシア人の食生活について

  • コーヒーは結局、身体や健康に良いのか?悪いのか??効果と効能は -【イート】