卵は1日1個説は間違い!?たまごの一日の摂取量は何個までOKなの?

卵は「1日1個まで」って刷り込まれましたよね?
コレステロール値が上がって、
体に悪いという話だったはず。
ですが、この卵は一日一個説は
間違いだったという話がでてきました。
実際は、どちらなのでしょうか?
一日1個までじゃないなら、
いったい卵は何個まで食べていいのでしょう?
今回は、そんな卵にまつわる情報をご紹介します。
卵のコレステロール
卵のコレステロール量は約220~240mgと、
実際に食べ物の中でも多いです。
日本では、コレステロールの摂取には
推奨されていた上限値がありました。
その値は、
成人男性750mg未満・女性600mg未満
という数値。これを見ると、
卵のコレステロールが
気になるのも仕方ありません。
コレステロール=悪と考えられてきたのはなぜ?
コレステロールを摂取した
ウサギの研究で、
動脈硬化などの変化が
見られたことがきっかけで、
コレステロール=生活習慣病の
イメージが広がり始めたようです。
しかし、生活習慣病などを
引き起こす原因として、
食べ物からのコレステロールは
ほとんど影響しないという報告が上がりました。
私達、人間が怖がっている生活習慣病の
元となるコレステロールは、
大半が肝臓で生成されていることが
わかったのです。
血中コレステロール値に
食べ物に含まれるコレステロールが、
影響しているといった根拠が
そもそもないとのこと。
アメリカでは、この結果を受け、
食べ物によるコレステロール制限
という記述がなくなっています。
日本でも、
成人男性750mg以下、女性600mg以下
という推奨量の記述がなくされました。
卵は栄養バランス抜群
「一日たまご1個説」が長い間、
広がりを見せ敬遠されてきましたが、
卵は栄養バランス抜群で
とても素晴らしい食べ物なのです。
食物繊維・ビタミンC以外は、
ほとんどの栄養素が含まれているという、
優れた栄養バランスを卵は持っています。
また、コレステロールが
不足することで起きる弊害もあります。
うつなどの原因となる、
幸福感を感じさせてくれる脳内物質
セロトニンの分泌に影響する為、
ちゃんとコレステロールも
摂取しないとダメなのです。
卵の食べ過ぎはよくない
血中コレステロールに影響しないなら、
卵を何個食べてもいいのか?
というと、そうでもありません。
卵には、飽和脂肪酸が多く含まれているので、
悪玉コレステロールを増やす原因にはなりえます。
悪玉コレステロールがもともと多い人は、
この点を踏まえて多少、気を付けてみましょう。
ですが、卵より肉類の食べ過ぎの方が
影響しやすいので、
そちらもご注意くださいね。
悪玉コレステロールが多いなどの問題がなく、
健康な人であれば卵を敢えて
制限する必要はないでしょう。
とはいえ、一日に5個以上など
食べ過ぎるのは良くありません。
やはり、栄養素はいろんな食べ物から
バランスよく摂取することが何より大切です。
目安でいうと、卵は1日2~3個くらいが良いでしょう。
茹で卵や目玉焼きなど、
ペロっと食べられてしまうので
卵好きな人はつい食べてしまうかもしれませんね。
卵を毎日必ず何個も食べるわけではないと
思いますが、目安として覚えておいてくださいね。
卵と一緒に食べると良い食品は?
先ほど、卵の飽和脂肪酸も少なからず
悪玉コレステロール増加に
影響することもあります。
そのため、悪玉コレステロール値を
下げてくれる不飽和脂肪酸と
一緒に使うことをおすすめします。
不飽和脂肪酸といえば、
オレイン酸があります。
このオレイン酸が豊富に含まれているのが、
オリーブオイル。
約7割がオレイン酸で構成されている
オリーブオイルと組み合わせることで、
悪玉コレステロール増加も抑え、
動脈硬化の予防などにも繋がります。
悪玉コレステロールが気になる人は、
オレイン酸も一緒に摂りましょう。
まとめ
卵は一日1個までと、なんとなく頭に
刷り込まれていた人も多いですよね?
ですが、実際には卵のコレステロールが
生活習慣病の原因になるとは考えにくいようです。
とても栄養バランスも良いので、
コレステロールを気にせず
摂取していきたいですね。
とはいえ偏り過ぎるのもよくありませんので、
2~3個までが良いでしょう。
悪玉コレステロールが気になる場合は、
オリーブオイルを使うことをおすすめします。