お米は食べる物ではなく、使う物だった!? -【イート】

いつも食べているお米を
当たり前のように
食べられるようになったのは
実はつい最近なのです!
まずは、「お米」について
考察して行きたいと思いますが、
実は、お米を皆さんのご家庭で
食べられるようになったのは
つい最近なのです。
※昭和30年以辺りの時代という説が有力です。
要するに普及率という観点になる訳ですが、
戦後飽食時代になり始めてから、ようやく、
庶民の口に出来る食べ物となったわけなんですね。
戦時中に至っては、おいも等を主流に作っていました。
慢性的な食料不足の時代にあっては、
このように、育てやすく、強く、収穫が早く、
殆ど、年中作れるものが重宝されるわけです。
全体的な普及率、パン お米
大昔から諸外国ではパンが主食で、
それは今も厳密に言えは変わりませんが、
日本では昔からお米を主食としてきた訳ではないのです。
パンの原料、小麦は貧しい土壌でも育つのに対して
お米はそうは行かない様です。
お米と中世時代
それまでは、
一体何が日本人の主食であったのか?
最近その価値を見直されて来ている「雑穀米」が、
1000年以上もの月日、日本人の主食だった様です。
「ヒエ」「粟」「麦」等ですね。
先程お話したお芋も含まれるかも知れません。
理由の背景には貧富の差と
時代背景が関係しているようです。
その時代、日本は「小氷河期」と
呼ばれる時代が長く続いておりました。
その時代においては、お米は超高級品で
富裕層しか口に出来なかったのです。
また、「通貨」による流通という
概念がほとんどない時代でしたので、
ブツブツ交換が主流だった事も
原因の一つとして数えられるでしょう。
もし、手元にお米を保管していても
それは「貯金」と同じ感覚で
持っていたのかも知れませんね。
お米と交換できる物品も多かったでしょうし、
とてもではありませんが
食べるなんて贅沢が
出来なかったのかも知れません。
お給料は「お米」だった!?
戦国時代、織田信長の登場によって
「通貨」の本格的な流通が始まっていく訳ですが、
その時代においても
大名から配下に支払われる報酬は
実質お米だったのですね。
大名や、武将の勢力の表記もお米の石高で、
推し量られていますし
「通貨の本格的な流通」及び
倒幕の頃までは、お米が
日本人の主食ではなかったことが伺えます。
一部の地域や富裕層を除いては
通貨的な概念が強かったのかも知れません。
これからのお米は主食足りうるのか否か?
最近の、お米事情となるのですが
糖質を多く含むという所が、
何となく若い人達を遠ざける流れになっている様ですね。
代わりに、雑穀米等が
再注目されている様です。
大昔は 食べれない
現代では 食べたくない
となって来ている様な風潮でしょうか。
(若い方中心に)
ようやく一般的な普及を果たした
「お米」ですが、糖質率が高く、
太る原因と言われたら
敬遠率は高くなっていくかも知れません。
お米の一般普及率と年数を考えてみると
100年と立っていない所から見ても、
これから、100年後には
また、主食が変わっていても
おかしくはないのかも知れませんね。
それでもお米が好き
お米についての記事でありましたが
21世紀のこの時代、
糖質0のお米が栽培されてもおかしく在りませんし、
(少し極端なお話ですが)
日本米は、世界でも屈指の味の良さを誇るそうです。
いでよ!太る心配のない
そして、今よりも美味しいお米よ!!
私はお米は大好きです!
まとめ
現代の通貨に変わる物
それが当時のお米なんですね。
重宝されていたのは
味の良さとかかる手間の兼ね合いだと思われます。
ある意味では「お金」を
作っていたと言っても
過言ではないかも知れません。