ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食べ物・食品と効果効能

パントテン酸って言葉を聞いたことがあるけど、
パントテン酸が
ビタミンB5ということを
知っている人は
少ないのではないかと思います。
この記事では
ビタミンB5(パントテン酸)を
多く含む食品やパントテン酸の
効果効能についてまとめました。
Contents
ビタミンB5(パントテン酸)とは?
ビタミンB5(パントテン酸)は
ビタミンB群の中の一つで
水溶性ビタミンです。
水溶性のビタミンなので
水に溶けやすく
熱にも弱いのが特徴です。
ビタミンB5(パントテン酸)の一日の摂取量
ビタミンB5(パントテン酸)の
一日の摂取量の目安は
6mgになります。
パントテン酸は
たくさんの食べ物・食品に
含まれている栄養成分です。
パントテン酸の意味が
ギリシャ語で
「広く、どこにでもある」という
意味があります。
パントテン酸は
身体の中の腸内細菌の働きにより
食事ではなく体内からも
合成することが可能なビタミンです。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物
ビタミンB5(パントテン酸)を
多く含む食品をまとめました。
パントテン酸は水溶性のビタミンで
調理過程で栄養成分が
逃げてしまう可能性が高いので、
料理する際には栄養成分を
できるだけ失わないように
注意してください。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物
・納豆
・卵黄
・アボカド
・モロヘイヤ
・しいたけ
・肝臓(レバー)
あらゆる食品にパントテン酸は
含まれていますが、
上記3つの食べ物が
比較的多くビタミンB5が含まれています。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:納豆
納豆は「畑の肉」と呼ばれていて
栄養成分が沢山あります。
ビタミンB5(パントテン酸)も
豊富に含んでいます。
納豆1パックあたり(約50g)に
約2mg含まれています。
納豆にはそれ以外にも
私たち人間が体内で合成できない
必須アミノ酸9種類すべてを含んでいます。
納豆がなぜ「畑の肉」と
呼ばれる意味が分かります。
納豆は低カロリーの
食品ではないのですが
(納豆1パック100kカロリー前後)
一日1~2回食べるので
健康と美容にはちょうどいい量です。
納豆の詳しい情報は、
の記事に効果や効能など
詳しくまとめましたので、
読んでみてください!
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:卵黄
卵黄は卵の黄身ですが
卵黄にもパントテン酸(ビタミンB5)が
多く含まれています。
納豆と同様に卵黄も
非常に栄養成分が豊富な食品で
パントテン酸以外の有用な健康
美容成分がいっぱいです。
ミネラル成分や
良質なたんぱく質も多いのが特徴です。
卵黄に含まれるコレステロール
卵黄はコレステロールが多く
卵黄一つあたり、
約300mgも含まれています。
コレステロールは
肝臓からも作られるので
食べ物からの摂取は
一日550mg前後が適量になります。
卵黄一つで約300mgも
コレステロールを含有しているので、
一日2つ卵を食べると
一日のコレステロールを
摂取したことになります。
コレステロール値の高い人は
卵を2つ食べたら一日分のコレステロールを
摂取したことになることを覚えておきましょう。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:アボカド
アボカドにはビタミンB5(パントテン酸)が
豊富に含有しています。
アボカドにはビタミンB5(パントテン酸)以外にも
アンチエイジングに効果的なビタミンEや
むくみの解消や高血圧を予防してくれる
カリウムなどの栄養成分も含まれています。
アボカドを食べることでビタミンB5以外の
栄養補給にもなりますので、
料理にアボカドを上手く使って
食べるようにしていきましょう!
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:モロヘイヤ
モロヘイヤを食べたことありますか?
私は小学生の頃に学校の授業で
モロヘイヤを育てて、
収穫したモロヘイヤを家に持って帰り、
夕飯に食べた経験があるのですが、
母がスーパーで買ってきたモロヘイヤを食べたり、
外食でモロヘイヤを食べた記憶がなく、
「あまり一般的には食べられていない食材なのでは?」
と思っています。
モロヘイヤの栄養成分や
効果効能について、
の記事に詳しくまとめましたので、
参考にしてみてください!
モロヘイヤの雑学
モロヘイヤは「王様の野菜」とも呼ばれています。
エジプトの王様の病気を
回復させたという話もあります。
モロヘイヤはパントテン酸の他に
ビタミンC、カルシウムや鉄分も豊富です。
モロヘイヤは刻むと
ネバネバするのが特徴で、
刻んだモロヘイヤに醤油をかけて、
ごはんと一緒に食べるのが
私のおすすめの食べ方です。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:しいたけ
しいたけには沢山ビタミンB5(パントテン酸)
が含まれています。
しいたけに含まれるビタミンB5の含有量は
あらゆる食品の中でトップクラスです。
シイタケにはビタミンB5以外の栄養成分も
豊富に含まれています。
シイタケは血液をサラサラにしたり、
便秘の解消効果などもあるので、
ビタミンB5(パントテン酸)の補給に
しいたけを食べてみてください。
ビタミンB5(パントテン酸)を多く含む食品・食べ物:肝臓(レバー)
ビタミンB5(パントテン酸)は
レバーに多く含まれています。
牛、鳥、豚のレバーから
ビタミンB5を沢山摂ることができます。
特にビタミンB5を多く含む食品が
にわとりの肝臓です。
牛や豚の肝臓もビタミンB5の含有量は
非常に多いですが、にわとりと比較すると
若干劣ります。
ビタミンB5(パントテン酸)の効果効能
様々な食品に含まれている
ビタミンB5(パントテン酸)ですが、
身体にどんな効果、効能を
与えてくれるのでしょうか?
ビタミンB5(パントテン酸)の効果効能:綺麗な肌と美しい髪の毛
ビタミンB5(パントテン酸)の
効果効能の一つ目が肌や髪の毛を
綺麗に美しくしてくれることです。
パントテン酸(ビタミンB5)は
ビタミンCをサポートする役割があります。
ビタミンCはコラーゲンの合成に
必要な栄養成分なので
コラーゲンを合成するビタミンCを
パントテン酸がサポートし、
より体内でコラーゲンの合成を
促進していくことに繋がります。
肌や髪の毛を綺麗に保つためにも
コラーゲンだけではなく
美容成分の効果を高めるためにも
合成をサポートしてくれる
補助的な栄養成分も
しっかり取り入れていきましょう。
ビタミンCの詳細情報は、
ビタミンCを多く含む食べ物と効果効能の記事を
ご参照ください。
ビタミンB5(パントテン酸)の効果効能:ストレス解消効果あり!?
ビタミンB5(パントテン酸)には
ストレス解消効果があります。
パントテン酸は
副腎皮質ホルモンの
分泌を促す働きがあります。
私たち人間がストレスを感じると
身体の中で副腎皮質ホルモンが生成されます。
この「副腎皮質ホルモン」が
私たちをストレスから
守ってくれるのですが、
もし生成できなくなると
ストレスと戦えなくになるので、
下記のような症状が出たりします。
《ストレスの症状》
・休んでも疲れが取れない
・朝起きた時に疲れがある
・常に空腹を感じる
・立ちくらみがする
これらの症状がある場合は
パントテン酸(ビタミンB5)が
身体から不足、欠乏している
可能性があります。
ビタミンB5(パントテン酸)の効果効能:糖質・たんぱく質・脂質をエネルギーに変換
ビタミンB5(パントテン酸)は
糖質、たんぱく質、脂質を
エネルギーに変換する役割を担っています。
ご飯を食べた際に、
糖質やたんぱく質、
脂質が体内に入ると、
エネルギーに変換してくれる酵素を
サポートする役目が
パントテン酸(ビタミンB5)になります。
ビタミンB5(パントテン酸)の効果効能:動脈硬化予防効果あり
ビタミンB5(パントテン酸)には
善玉コレステロールを増やす働きがあります。
善玉コレステロールは
血管の壁などに滞留している
余分なコレステロールを
取り除いてくれる効果があります。
このパントテン酸の効果が
動脈硬化の予防に繋がります。
ビタミンB5(パントテン酸)の過剰摂取と不足
どこにでもありふれた
ビタミンB5(パントテン酸)を
過剰に摂取した際の健康面での影響や、
体内のビタミンB5(パントテン酸)が
不足、欠乏した際はどんな悪影響が身体に出るのか。
ビタミンB5(パントテン酸)の過剰摂取
ビタミンB5(パントテン酸)は
水溶性のビタミンで過剰摂取しても
尿と一緒に排出されるので、
過剰に摂取しても健康影響は出ません。
しかし、最近だと
栄養成分の含有量が
多いサプリメントもあるので
適量を守って摂取するようにしましょう。
ビタミンB5(パントテン酸)が身体から不足・欠乏すると…
私たちの身体から
ビタミンB5(パントテン酸)が
不足、欠乏すると
下記のような症状がでます。
・頭痛が止まらない
・髪の毛がパサパサになる
・ストレスを受けやすくなる
・成長障害
このような症状が出てきます。
身体的な症状以外でも
ストレスを受けやすくなったりと
精神面にも悪影響が出てきますので、
体内のビタミンB5(パントテン酸)が
不足しないよう心がけましょう。
まとめ
ビタミンB5(パントテン酸)を
多く含む食品と効果効能を
知ることはできましたか?
パントテン酸は
ほとんどの食べ物に入っている
栄養成分なので、
不足することはほとんどありませんが、
健康面だけではなく、髪の毛を綺麗にしたり、
肌を改善したりと美容効果も高いので、
食事に取り入れていきましょう。