《肥満は病気?》肥満の原因と対策、予防方法について -【イート】

今回は肥満の原因や対策、
どのような食生活の改善をすればいいのか
お伝えしていきます。
私もかつては、肥満と呼ばれる体系でしたが
食生活を見直すことで、
ダイエットに成功することができました。
肥満で悩んでいる方に言いたいことは、
「肥満は改善できます!」
そのために私が実際に行っていた方法をご紹介します。
Contents
肥満とは?
肥満とは、体内に脂肪が
過剰に蓄積した状態のことです。
ただ「体重が多いから肥満」というわけではありません。
肥満自体には、症状は見られませんが、
注意しなければいけないのが合併症で、
現代病ともいわれる様々な
生活習慣病の原因ともなっています。
肥満は大きく分けて主に
内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満との
2つに分けられます。
内臓脂肪型肥満
内臓脂肪型肥満とは、
内臓(腹部)に脂肪がたまるのが特徴です。
男性によく見られるぽっこりお腹であり、
リンゴ型肥満やビール腹などとも呼ばれています。
内臓脂肪の面積が100㎠以上の場合で
内臓脂肪型肥満と判定されます。
生活習慣病などの病気を起こしやすいです。
皮下脂肪型肥満
腕、脚、お尻など、皮下に脂肪がたまります。
女性に多く見られ、
洋梨型肥満とも言われています。
皮下脂肪型肥満は、
内臓脂肪型肥満に比べると、
合併症は起こしにくいが
生活習慣行のリスクが
高まるのは変わりません。
さらに女性の場合は閉経後に
内臓脂肪型に移行するので気をつけましょう。
肥満計測
自分がどのくらい肥満なのかを
具体的な数値で表すことができます。
その数値を表わすのがBMIと呼ばれます。
BMI(Body Mass Index)とは体格指数を表します。
計算式は以下の通りです。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
・22が適正体重
・25以上が肥満
・18.5以上25未満が普通
・18.5以下が痩せている
と判定します。
また、これらの数値は約15万人を対象に調査し、
22の適正値が一番病気にかかりにくく、
25以上は高血圧や糖尿病、
高脂血症のリスクが2倍になり、
アジア人は比較的軽度の肥満で
生活習慣病になりやすいことがわかりました。
さらに、30以上を肥満と判定している欧米でも、
同様に肥満が疾病のリスクが上がっています。
肥満になる原因
肥満になる原因は食べ過ぎや
運動不足が挙げられ、
「そんなことわかってるよ!!」と
思われている方がほとんどではないでしょうか。
しかし肥満には様々な原因があるので
一つずつ見ていきましょう。
肥満の原因:食べ過ぎ
朝食、昼食、夕食の三食以外に
甘いジュースやお菓子を間食していませんか?
甘いものはとても美味しいので
「気が付いたらいっぱい食べてた」なんて
経験いっぱいあると思います。
では、そもそも何で
食べ過ぎることが肥満になるのでしょうか。
私たちの身体は体内にあるエネルギーを
消費することで、歩いたり、食事をしたり、
仕事ができたりできるため、
脂肪は大変優秀なエネルギー源でもあります。
しかし、本来人間は何日も食べ物が食べれない
「飢餓状態」に備えて、
体内に脂肪を貯えられるように進化してきました。
そのため食べ物から摂取した
エネルギー【摂取エネルギー】と
生きるため、活動するために使われる
エネルギー【消費エネルギー】のバランスが崩れて
摂取エネルギーが多くなると、
消費できずに余ったエネルギーが
体内で脂肪として蓄積されてしまいます。
これが積み重なり肥満になっいくので、
食べた分消費する必要があります。
肥満の原因:ストレス
人間は食事をすることでストレスを減らし、
心の安定に大きな影響を与える
「セロトニン」という物質が分泌します。
日々生活をしているとストレスが溜まります。
そのため食べることでストレス解消を図ろうとするので、
肥満になる原因の一つに挙げられます。
肥満の原因:食習慣
肥満傾向にある方は食べ過ぎ以外に
さほど多く食べない方がいます。
なぜ太ってしまうのかというと、
食習慣の問題があるかもしれません!
主に二つの原因が挙げられます。
食習慣の原因:食事の回数
1日2食しか食べない「欠食」をする方をよく耳にします。
人間は、食べものを食べない空腹時間が
長く続くと血中にある糖質や
エネルギーが不足し、身体の代謝が落ちます。
そして、身体が次の食事で摂取した物から
無駄なく糖質を吸収し、できるだけ体内に
蓄積しておこう働いてしまいます。
つまり脂肪を体内に溜めやすくなってしまうということです。
さらに空腹のために2回目の食事が
無意識のうちに食べ過ぎる傾向があります。
そのため1日3食でもいいので、食べ過ぎず、
空腹時間を長くしないよう気をつけましょう。
食習慣の原因:食事する時間
夜遅くにお腹が空いて夜食を食べてませんか?
夜食などに食べるカップラーメンや
ケーキは最高においしいですよね。
私自身も肥満体形の時は夜食をよく食べていて、
昼間あまり食べないのに
「どうして太ってるんだろう?」と思っていましが、
それにはちゃんとした理由がありました。
体内には脂肪を溜める働きを促す
BMAL1(ビーマルワン)というたんぱく質が存在します。
BMAL1は主に夜22時~午前2時頃に
ピークを迎え増え続け、
昼の15時頃に一番少なくなり特徴があります。
また、ピーク時の夜中2時と1番少ない
昼の15時のBMAL1量を比較すると約20倍という
データもあるため、
お昼にいくら食べる量が少なくても
夜中に食べていたら肥満の原因に
なることがわかります。
肥満の原因:運動不足
上記でも触れましたが、摂取エネルギーが
消費エネルギーを大きく上回ってしますと、
脂肪が体内に蓄積され始めます。
そのため運動をすることで消費エネルギーを助け、
代謝が上がることで脂肪を燃焼をしましょう。
運動不足になると、消費エネルギーが少なくなり、
筋肉や基礎代謝が低下するので、
脂肪が燃やしにくい身体になってしまします。
また、体内の血糖値を下がることで
「インスリン」の働きが悪くなり、
正常な血糖値を維持しようとする働きで、
インスリンを必要以上に分泌するようになります。
しかし増えすぎたインスリンは、
中性脂肪と合成して蓄積する働きもあるため、
身体に脂肪を溜めやすくなり
肥満の原因になります。
肥満の対策
肥満は対策次第で改善が可能です。
現代病ともいわれる生活習慣病は
なってからでは遅いので事前に
食生活から予防する必要があります。
ここでは食生活の改善や調理法など
具体的な肥満対策をご紹介します。
肥満対策:食生活の改善
肥満対策にはまず挙げられるのが、食生活の改善です。
具体的には野菜や海草などを多く食べるようにしましょう。
野菜や海草などは、多くの食物繊維を含み、
胃の中で水分を吸収することでかさを増し、
「満腹感」を感じさせ、食べ過ぎを予防できます。
また、食物繊維が体内に多くなると
消化スピードが緩やかになり、
腹持ちも非常によくなります。
肥満の方は脂肪や糖質などの
炭水化物の中心の食生活が多く、
ビタミンやミネラルの摂取量が
少ない傾向にあります。
そのため、野菜や海藻類は不足気味な
ビタミンやミネラルを多く含み、低カロリーのため
積極的に摂取する意識が大切です。
そこで肥満対策に大活躍してくれる、
食品をご紹介しますね。
肥満対策食品:こんにゃく
こんにゃくは97%が水分が占め、
残りのほとんどが食物繊維でできており、
とても低カロリーであり、
カロリーコントロールが必要な方には最適な食品です。
また、こんにゃくは少量でも満腹感を感じるので、
過食症にならずに肥満対策ができます。
さらに肥満対策意外にも、
コレステロール値を下げ、
血中の中性脂肪を減少させる効果があります。
肥満対策食品:きのこ類
きのこ類はカロリーが低い食品の1つです。
きのこ類には食物繊維が豊富に含まれています。
家庭でもよく使われるえのきには
1袋(約120g)には、4.2gの食物繊維が含まれます。
また、しめじ1袋(約180g)には
4.7gの食物繊維が含まれています。
きのこ類は低カロリーなので、
沢山食べても肥満にはなりにくく、
料理のかさを増すことができるので、
満腹感も得られます。
肥満対策食品:海藻類
海藻類などに含まれる食物繊維は、
主に水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は便秘の改善の効能がある他に、
食欲を抑えたり、
血糖値の上昇を抑える、
コレステロールを排泄する働きがあります。
肥満の対策:具体的な調理法
食べ物を変えるだけでなく、
調理法を変えることでも、
エネルギーの摂取を抑えることができます。
いくつかの例を紹介します。
肥満対策:主食を減らす
日本人の主食であるごはんやパンなどを減らすことで、
1日の摂取エネルギー量を
大きく減らすことができます。
エネルギーが少なく、料理のかさを
増やすことのできるこんにゃくやきのこ類、
海藻類などを米の代わりに使えば、
米を使う量が減るので、
必然的にエネルギーも抑えることができます。
肥満対策:揚げ物の調理法
揚げ物は基本的に控えたい料理です。
でもどうしても食べたい時には
材料の切り方を変えるとエネルギー量を
抑えることができます。
材料を小さく切ることで、
油に接する面積が大きくなるので、
エネルギー量が高くなってしまいます。
揚げ物は、大きいサイズで揚げて、
完成したものを切り分けると、
少しでもエネルギー量を抑えられます。
また、衣を薄くつけすれば
エネルギー量も少なくなります。
肥満対策:塩分を控える
塩分の高いものや味の濃いおかずにすると、
ごはんを食べ過ぎてしまうことはありませんか?
塩分を少し抑え、味付けを薄くすることで、
ごはんの量も必然的に減らしていくことができます。
また、高血圧などの生活習慣病の対策もできるので、
極力塩分は抑えていきましょうね。
まとめ
今回は生活習慣病の一つである、
肥満の原因と対策についてお伝えしました。
肥満でお悩みの方は以下のことを実践してみてください。
・食習慣を見直して、野菜や海草中心の生活にしてください。
・身体の代謝が落ちるため空腹時間を短くしてください。
・夜22時から夜の2時は特に太る時間なので絶対に食べない。
・運動してください。1日に少しでもいいので歩く習慣をつけましょう。
以上が挙げられます。
私自身も管理栄養士になるまでは、
肥満に悩まされていましたが、食生活を改善し、
運動(ウォーキング)などの取り入れたこと
で少しずつBMI数値が下がり、
痩せることができてきました。
まずは自分の食習慣の
改善をしてみてはいかがでしょうか。