世界の≪約24億人≫はご飯を素手で食べている!?手食文化について -【イート】

現在、世界の総人口は70億人とも言われております。
民族 文化 風習 習慣 宗教 等など、多用で多彩ですね。
70億人もいると、似たような風習や文化を探す方が難しいかも知れない・・・と、思いがちですが、
「実はそうでもないのです。」
一体何故でありましょうか?
それは大別という概念が存在しており、
そのカテゴリに当てはめるのならば、おおよその種類の把握は出来るからなのです。
Contents
基本的には人の食事習慣は3つ
意外と、意識しない分野かも知れませんが、地球上で
ご飯を食べる時の習慣は厳密に言えば、3つしかないのです。
1・お箸でご飯を食べる民族。
2・ナイフ・フォークを使う民族。
3・素手でご飯を食べる民族。
「ああ、そういう事か」というお声が聞こえて来そうですが、
この3つの習慣の中でも歴史的に一番古いのは、
指先で食物をつまんでご飯を食べる。
所謂、手食なんですね。
日本人も昔は手食だったの!?
実は日本人にも、手食の風習があったのです。
(魏志倭人伝において、その事に触れた文面が存在します。)
お隣の、中国から「お箸」が伝来するまでは、手食でご飯を食べていた様ですね。
それでは現代における手食の規模でございますが、驚きでございます。
24億人の人が手でご飯を食べている!
手食率、世界総人口の約40%、数にして約24億人!
全世界、総人口数の半分に迫る勢いで、手食文化が定着しているのです。
主だった国のご紹介になるのですが、
アフリカ 中近東 インド 東南アジア オセアニア等
常時、気温が高い国が多いのが特徴なのです。
何しろ大昔から変わっていないのですから、
こうなってくると、それなりの理由は存在するものと思われます。
野蛮だからではなく、味わいを深くするから
道具を使わずに、手で食事をする事は(ファーストフードを除く)
一般的に行儀が悪いとされていますが、これも実は考え方なのです。
有難い食物を指先から味わう事によって、食材に感謝をする。
また、手食文化の中心となっている地域や国は、祈りを捧げる事が多い事から、
基本的には、手は清潔でないと神様に失礼になる訳ですね。
※(道具を使うよりも、よく洗った手の方が遥かに清潔だとする考え方が強いようです)
道具(食器、食具)よりも良く洗った手の方が清浄であると考えられている。
参照元:ウィキペディア:手食文化
故に、食事の時に使う手は、特定の方(左右どちらかは、そのお国次第なのですが)で固定される場合も多いのです。
手食・ナイフ・お箸の具体的な割合
ナイフ・フォークの世界的統計数ですが、約18億人です。
お箸も同じく、約18億人ですね。
最後に手食が、前述にも触れましたが、約24億となるわけです。
統計的と言いますか、多数決ならば、手食文化の勝ち・・・と相成る訳ですが、
地域や温度 気候の差、食する料理の違い等が
大きく関わってくる分野になりますので、一概には言えないですね。
現在IT大国となりつつあるインドの人達は、これからも手食文化を変える事はないのでしょうか?
個人的にも、変わってしまったインドの方が想像がつかない事は確かなのですが、
もし、変わる事があったとしたらお箸はマナー違反になるのでしょうか?
それは変わるまでのお楽しみかも知れませんね。
まとめ
食の三大風習文化ですが、独自の考察で述べさせて頂きますと、
・お箸=繊細かつ神経質な民族。
・ナイフ=大胆にして合理的な民族。
・手食=儀式、宗教を重んじる。
と言った所でしょうか・・・とは言うものの根拠はございません。
あくまで私の推論に過ぎないのです。