体に良いのはどっち?食卓塩と天然塩の健康効果 -【イート】

日本で塩は
「古来より清め」「浄化」「穢れ落とし」
としても重宝されて来たらしいのですが、
食卓においても使用されてきた歴史は
とても長いですね。
つまり、食用と儀式用の
2つの側面を持つ訳でございます。
また昔は、海産物等は塩漬けが
主流であった事から、
保存用としても重宝していたようです。
これらの要因が
「塩=腐らない=不浄を妨げる=清浄」と言う図を
作り出したのかもです。
簡単に塩の歴史をご説明いたします。
まず儀式用として使われていた物と
食卓に昔からあがっていた塩には
基本的に種類の区別はありません。
2種共に海水から生成されたものだった訳ですが、
大昔、海水で身を清めてから
神に祈りを捧げていた風習から、
海の水は、「海水の結晶=塩=清らか」と言う流れで、
「穢れ」を祓う効果のある物と認識されたようです。
もしかしたら食事に塩を
調味料として使っていたのも、
「清める」が関係しているのかも知れません。
古事記において黄泉の国の食物を食べたイザナミは、
穢れてしまい現世に戻ることが出来なくなったとの
エピソードがございます。
古代の人は不浄から「身を守りたい」と言う願望が
強かったのかも知れません。
現代では塩はどうやって作っているの?
海水から塩を生成するという一点は
変わってはおりませんが、
「精製法」それ自体は
相当効率的かつ安全になっているようです。
割愛してお伝えさせて頂きますと
現代では「イオン交換膜製塩法」と言う
技術方法を用いているようですね。
日本の塩の90%はこの方法で作られております。
(この技法により世界的な海洋汚染にも対応をしている)
食卓塩だけ、外国産?
食卓塩だけが、外国から輸入した天日塩によって
作られております。
(メキシコ、オーストラリア等)
輸入した天日塩から不純物を取り除き、
商品として出されているみたいですね。
天日塩と自然塩の違いですが、
双方とも原料は海水でございます。
■天日塩=海水を日光で乾して塩を生成。
■自然塩=海水を工場にて電気エネルギーを利用し、
海水を汲み上げ、真空蒸発缶で煮詰める。
自然塩については表記基準が
2004年代に変わった為、
現在ご紹介している自然塩に
どこまで重なるかは、
難しい所でございますが、
天日塩を一応食卓塩と見立て
自然塩をその他、
需要商品と見立てるのならば、
人体にはどちらが良いのだろうか?と言う
疑問は出てきます。
わざわざ、体に良くない方の塩を
購入したくはないですしね。
食卓塩と天然塩
わざわざ天日塩は
外国から輸入している事から見ても、
(私見でございますが)
天然塩は調理用としては、
やや不向きなのかも知れませんね。
天然塩の方がミネラル等の
栄養分も豊富に含まれているので、
体に良いのは天然塩の方かもなのです。
まとめ
塩分それ自体が取りすぎても
その逆であっても、
体を害する事があります。
同じ位、または平均的な数値を取るという意味では、
純粋に体に良いのは天然塩だと思われます。
お塩自体、普通に私達が日頃食べている食物に、
(味噌汁等)神経質にならくても良い位の分量は、
含まれておりますので、
どちらを多く摂取しようと
深く考える必要はないかも知れません。
軽い冗談でございますが
お祓いにお使いにならば、
断然「天然塩」の方だと思われます。