プリン体とは?多く含む食べ物や食品/痛風予防と減らす方法は?

プリン体という言葉をここ数年で頻繁に
耳にするようになりましたよね。
プリンと関係ないとは思うけど、
どうしてもあのプリンが頭に
浮かぶ人もいるでしょう。
プリン体ゼロなどというのをみると、
あまり良くないもの?
というイメージだけが付いてる人も
多いかもしれませんね。
そこで、プリン体とは何?というところから、
プリン体が増える食べ物や減らす方法についても
ご紹介したいと思います。
Contents
プリン体とは?
プリン体は、細胞に存在する核を
構成する物質の主成分。
と言われても、
正直何だかわかりませんよね?
プリン体は人体だけでなく、
ほぼ全ての生き物や食べ物などに存在していて、
食べ物でいえば旨み成分に当たるのです。
プリン体0などの言葉が広がり、
さもプリン体は身体に害のある物のような
印象を与えていますが、
プリン体は、人体に必要不可欠な物質でもあります。
つまり、プリン体が増えすぎるのが良くないわけです。
プリン体が増えすぎると体に悪いの?
細胞は、役目を終えると体内で分解されるのですが、
その際に、細胞内にあったプリン体も出てきます。
そして、出てきたプリン体が肝臓で代謝され
尿酸となるのです。
尿酸は、血液中にある抗酸化物質で
余ったものは、
尿などと一緒に体外に排出されます。
しかし、プリン体は増えすぎることで
排出しきれず、結晶化して関節などに
溜まってしまうのです。
それにより、関節に激しい痛みを伴う
痛風を引き起こしやすくなるのです。
プリン体が多い食べ物・食品
体内のプリン体のうち、食品からの
摂取によるプリン体は2割です。
あれ?あまり多くない・・・と感じますが、
食品の影響でプリン体が
増えすぎるのは確かです。
その為、食品によるプリン体の摂取も
大切なので確認しておきましょう。
・干し椎茸
・アンコウの肝
・煮干し
・鰹節
・鶏レバー/牛レバー/豚レバー
・エビ
・マイワシ
など。
お酒の中では、ビールが多くなりますが、
プリン体の含有量自体は
それほど多くないのです。
それでも、プリン体0などの
製品が多く出回ってるのは、
一回に飲む量が比較的多いお酒ということ。
そして日常的にビールを飲む人は
注意すべきだからです。
ちなみに日本酒やワイン・焼酎に
含まれるプリン体は少なく、
特に気にする量ではありません。
プリン体ゼロなら飲んで良い?
それならば、プリン体がゼロの製品なら
思う存分飲んで良いかというと、
それは間違いです。
プリン体がゼロであっても、
アルコールの分解の時に
プリン体が作られてしまうのです。
つまり、結局プリン体ゼロでも尿酸値に
影響するということ。
プリン体の少ない食べ物・食品
では、逆にプリン体が少ない食べ物を見ていきましょう。
・もやし
・豆腐
・白米
・鶏卵
など。
プリン体が多い食品自体、
そんなに頻繁に食べるもの・
大量に食べるものは少ないので、
極端な制限は必要ありませんが、
意識することは大切ですね。
プリン体ゼロという言葉に安心していると、
知らず知らずのうち痛風のリスクを
上げていることになりかねませんので、
注意しましょう。
プリン体を減らせる方法も!?
プリン体の増えすぎが問題になるなら、
プリン体を減らせる方法があれば一番ですよね。
プリン体は、尿酸となるので
尿酸の排出を促すことも大切!
そこで、下記の方法をおすすめします。
乳製品で尿酸排出を促す方法
毎日、コップ1杯の牛乳を飲むこと。
普通の牛乳より、低脂肪牛乳を
選ぶとより効率的です。
ヨーグルトも、おすすめです。
毎日の習慣として取り入れてみてください。
水分摂取
しっかりと水分を摂り、尿の量を
増やして、尿酸排出を促しましょう。
普段、水分摂取が少ない人は意識して
小まめに水分補給するようにしてください。
まとめ
食品からのプリン体摂取は、
体内の割合でいうと約2割と少ないですが、
食品で気を付けることも大切です。
アルコールは、そもそもプリン体が作られるので
プリン体0だからといって
安心しないようにしてください。
毎日の牛乳1杯で、尿酸排出を促せるので
習慣にして痛風のリスクを下げましょう。